EVENT | 2020/01/01

謹賀新年!FINDERS創刊編集長が選ぶ私的2019年ベスト10

新年、明けましておめでとうございます!
FINDERS創刊編集長の米田智彦です。写真は、大正松、百合、千両、洋菊を使っ...

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新年、明けましておめでとうございます!

FINDERS創刊編集長の米田智彦です。写真は、大正松、百合、千両、洋菊を使って生けた正月花です。僕は生け花の師範免許を持っておりまして、FINDERSの新年のご挨拶用に作ってみました(冷智というのは僕の花名です)。

さて、令和の時代が始まり、東京オリンピック・パラリンピックが開始される今年は多くの人にとってメモリアルな1年になることでしょう。

FINDERSは、2018年4月の創刊から1年9カ月というスパンで、月間ページビューが外部配信を含めると2500万を超えました。

これもひとえに読者の皆さんのおかげです。

2019年のFINDERSは1500本以上の記事を公開しましたが、その中から単純にページビューのランキングではなく、編集長である僕が私的に選んだベスト10を発表したいと思います。まだ該当記事を読んだことがなかった方やすでに読まれている方ももう一度ご覧いただけると幸甚です。

では、発表です!

▼第10位

賛否両論の中でも「こんまりの片づけ」が世界中で大ブレイクする理由【連載】幻想と創造の大国、アメリカ(10)

今や、世界の"KONMARI"になった近藤麻理恵さん。どの媒体よりいち早く、アメリカ人がハマった「Spark Joy(ときめき)」の魔力を渡辺由佳里さんが連載「幻想と創造の大国、アメリカ」で紹介してくれました。Spark Joyという訳が絶妙でしたね。片付けが世界的なヒットになるなんて、コンテンツを作る身としても非常に興味深い現象でした。

▼第9位

史上最も汚いポルノ!世界最大のアダルトサイトが、ゴミだらけのビーチで撮影した動画を公開した意外な理由とは?

アクセス数ランキング世界8位を誇るウェブサイト「Pornhub」。やっぱりエロは強し!とネット編集者としては思わされますが(笑)、そのサイトがプラステックゴミだらけのビーチを映す動画を使って、「Dirtiest Porn Ever(史上最も汚いポルノ)」と呼ばれるキャンペーンを行ったというではないですか。プラスチックごみによる海洋汚染を憂いたPornhubが、環境保護を目的に始めたとのこと。SDGsが世界的に話題になる昨今、ポルノ産業まで環境問題に取り組みはじめたのとは対照的に日本企業は遅れてますね。

▼第8位

サル・ゴリラ研究の第一人者・京都大学総長が語る、人の本質とこれからの進化【連載】鼎談・The Nature(3)

連載「The Nature・鼎談」の最終回は、京都大学・山極寿一総長とヤマップ・春山慶彦代表と行った鼎談。サルが二足歩行を始めたことで両手が自由になりダンスが生まれたお話等々、山際総長との対話は金言だらけでした。

▼第7位

思想・哲学をビジネスにするにあたって「ゲンロンがしないこと」は何だったか。東浩紀が振り返る『ゲンロン』の3年間【前編】

日本を代表する思想家の1人、東浩紀さんにビジネスの側面から迫ったFINDERSならではなの独占インタビュー。批評誌『ゲンロン』が、東氏の単著『ゲンロン0』を含め3年間で全10冊を刊行し、第一期が終了となったタイミングで、東さんが『ゲンロン』3年間を振り返り、今後の事業展開や作家としてどんなものを書いていくのかをうかがいました。

▼第6位

U2とサンドウィッチマンの思わぬ共通点。来日公演直後の緊急振り返り対談!【連載】西寺郷太のPop’n Soulを探して(16)

13年ぶりの来日公演を行った世界的ロックバンド、U2。公演後の興奮冷め止まぬタイミングで、一緒にライブに行った西寺郷太さんと緊急対談を行いました。なぜデビューして約40年もの間、U2が世界のトップをはり続けられるのか。ミュージシャンならではの郷太さんの感想が印象的でした。

▼第5位

「公正中立」と「マスゴミ」の間で。フェイクニュースが蔓延するSNS時代をどう生きるか?|森達也(映画監督・作家)

東京新聞の望月衣塑子記者を被写体にしたドキュメンタリー映画『i-新聞記者ドキュメント-』が公開になる前に映画監督の森達也さんに行った独占インタビュー。フェイクニュースが溢れるネット社会で僕たちはどう生きていけばいいのか。森監督に真摯に語っていただきました。

▼第4位

「感性」と「アイデア」の拡張で、テクノロジーを昇華する AR三兄弟・川田十夢氏、アーティスト・スプツニ子!氏【FINDERS DAY 2019イベントレポート】

FINDERSの創刊日である4月10日に、表参道のWALL&WALLで開催したのが「FINDERS DAY 2019」。三部構成で行ったトークセッションのトリを飾ったのが、AR三兄弟長男の川田十夢さんとアーティストのスプツニ子!さんとの鼎談でした。アイデアの源や創作のモチベーションについてユーモアを交えてお二人に語っていただきました。

▼第3位

“未来を見る男”が熱中するブロックチェーンの可能性とは?2020年代以降を占う可能性を聞く|小林弘人(Unchained主宰)【前編】

90年代、『WIRED日本版』や『サイゾー』の編集長を務め、「こばへん」の愛称で呼ばれる編集者の小林弘人さんに、イマイチわかってるようでわかっていないブロックチェーンの現在地や未来の可能性について前中後編にわたるロングインタビューにお答えいただきました。ブロックチェーン入門という意味だけでなく、社会問題の解決やビジネスにブロックチェーンが果たす役割について学ぶことの多い記事となりました。

▼第2位

10家族に断られたHIVの赤ちゃん、男性カップルが養子に引き取る。すると家族の元に奇跡が舞い降りた

2019年のFINDERSのページビュー第1位を飾ったのがこの記事でした。LGBTだけでなく、マイノリティをいかに社会は包摂していくのか。ダイバーシティが叫ばれる昨今、多くの共感を得る結果となりました。

▼第1位

落合陽一の筑波大「デジタルネイチャー研究室」に潜入!人もお金も集まるイノベーションの源泉とは?

今や時代の寵児となった落合陽一さんの研究室に独占潜入したのがこの記事です。落合さんに関連するコンテンツは数多くあれど、研究室に取材陣が入り、落合さんだけでなくラボ生にも取材した記事はありそうで今までなかったのではないでしょうか。この取材の後、落合さんが代表を務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社が大型の資金調達に成功したこともニュースとなりました。実はこの取材が成立したのは僕の親戚が筑波大に入学し、落合研に入ったことを従兄弟に聞いたことがきっかけでした(笑)。研究者として、アーティストとして、そして経営者としての落合さんを多角的に捉える記事を作ることができたと自負しています。


以上、編集長が私的に選ぶ2019年ベスト10でした。今年も昨年以上に共感・支持を得られる記事作りに邁進していきますので、FINDERSをよろしくお願い申し上げます!