観客の歓声で勝敗が決まる“体感型”ダンスバトル、札幌で初開催
最新ヒット曲から懐かしの名曲まで、何が流れるか予測不能なDJプレイに合わせ、即興で踊るダンサーたち。その瞬間、最も観客の心をつかんだ者が勝者となる。世界中で開催されている即興ダンスバトル 「Red Bull Dance Your Style」 の日本決勝 「Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final」 が、7月5日(土)、札幌で初開催された。
ステージに集まったのは、ヒップホップ、ハウス、ロッキングなど幅広いジャンルで活躍する日本のトップストリートダンサーたち。観客は1,600人。音楽とダンス、そして歓声が交錯する熱気のなか、バトルは進行した。
会場を沸かせた楽曲は、世代やジャンルを超えて話題をさらったナンバーばかり。こっちのけんとの 「はいよろこんで」、サカナクションの新曲 「怪獣」、さらには 「おジャ魔女カーニバル!!」 など、J-POPから洋楽まで観客の心を揺さぶる選曲が次々に流れた。選曲に呼応して踊るダンサーたちは、その場の空気を読み取り、音楽と一体化したパフォーマンスで観客を魅了していく。
決勝戦でぶつかったのは、大阪のベテラン実力派・MAiKAと、16歳の高校生ダンサー・勇太。これまで数々の大会で頭角を現してきた勇太は、初出場ながらもその若さとは思えぬ表現力と緩急自在なムーブで観客を巻き込み、会場の熱気を最高潮に引き上げた。結果、最も多くの歓声を獲得し、日本チャンピオンの座を勝ち取った。今後、プレファイナルを勝ち抜けば、2025年10月11日に米ロサンゼルスで開催されるワールドファイナルに出場する。

さらに、日本からはもう一人、ダンサーhirokoboogieがワイルドカード枠で世界の舞台へ挑む予定だ。札幌の地で歓声を味方に躍動した若き才能・勇太。彼の名を刻む新たな伝説が、世界で始まろうとしている。
勇太 優勝後のコメント
お声がけいただいたときから絶対優勝すると決めていたので、とても嬉しいですね。決勝では、第1、2ラウンドは色々と考えて踊っていたのですが、最終ラウンドは正直何も考えてませんでした。お客さんの歓声や盛り上がりもすごくて、あればなければ絶対勝ててないし、こんな良い踊りは出来ていないし、お客さんの歓声が全てでしたね。
僕のダンススタイルは、人を楽しませたり、曲への愛だったり、ミュージカリティを見せることで、見てて楽しいダンススタイルだと思っているので、今日の大会でもそのスタイルが活きたと思います。アニソンバトルやJ-POPバトルなど、今回のようなフリースタイルのダンスバトルによく出場していますが、常にオンビートにとらわれないことを重視しています。ビートやリズムばかり意識すると音楽についていけなくなるので、曲を細かく聴くことも大事ですが、一歩引いた視点で聴いてみることも大切だと思います。
次は世界大会が待ち受けてますが、日本大会は知っている曲が多かったものの、世界大会となると全く知らない曲や難しい曲もたくさんあると思うので、そこをどのように踊りこなしていくかがチャレンジになると思います。死ぬほど鬼のように練習して日本そして若手の力を見せつけたいです!



Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final
開催日:2025年7月5日(土)
会場:北海道・札幌
優勝者:勇太(16歳)
次戦予定:2025年10月11日 ワールドファイナル(米国ロサンゼルス)
主催:Red Bull
イベントページ
https://www.redbull.com/jp-ja/events/dance-your-style