蜷川実花とEiM、DAZZLEが創り出す“時をこえる庭”の物語とは
京都・北野天満宮を舞台に、文化芸術イベント 「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 - 時をこえ、華ひらく庭 -」 が、2026年2月1日(日)から開幕する。2016年のスタート以来、日本の 「美」 と 「文化」 を世界へ発信してきた本フェスティバルは、2026年に節目となる10周年を迎える。アニバーサリーイヤーのプログラムとして、アーティスト蜷川実花と宮田裕章らによるクリエイティブチームEiMが参画、11月15日(土)よりチケットの販売も開始されている。
北野天満宮・風月殿では、蜷川実花 with EiMとダンスカンパニーDAZZLEが初めてコラボレーションするイマーシブシアター『花宵の大茶会』を上演する。色彩と光が重層的に広がる蜷川の世界観と、DAZZLE特有の緻密で物語性のある身体表現が交わり、観客は物語の登場人物として空間に没入するように誘われる。歴史をまとった神社建築を舞台に、アートとパフォーマンスが融合する唯一無二の体験が生まれる。
一方、雪月花の三庭苑・梅苑 「花の庭」 では、蜷川実花 with EiMによるインスタレーションを展開する。春に咲き誇る梅の花を、光、色彩、映像を用いて再構築し、自然とアートが呼応する幻想的な景観をつくり出す。庭そのものがゆるやかに変容し、来訪者を“春をめぐる旅”へと導くような空間となる。
歴史、自然、最先端の表現を融合させることで、北野天満宮の魅力を新たな角度から照射する今年のKYOTO NIPPON FESTIVAL。京都という特別な土地性とクリエイティブの力が響き合い、「時をこえる庭」 の名にふさわしい体験を提供する。
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。クリエイティブチーム 「EiM(エイム)」 の一員としても活動中。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年ニューヨークのRizzoliから写真集を出版。また、『ヘルタースケルター』(2012年)、『Diner ダイナー』(2019年)をはじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』(2020年)を監督。これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。個展 「蜷川実花展with EiM:彼岸の光、此岸の影」(京都市京セラ美術館、2025年1月-3月)は、25万人を動員。最新の写真集に『Eternity in a Moment vol.1‒3』(Akio Nagasawa Publishing & Case Publishing、2024年)がある。
1978年岐阜県生まれ。慶應義塾大学医学部教授。データサイエンスを基盤に、医療・政策・社会設計など多様な領域を横断しながら、人と社会の未来を描く科学者として活動。科学の知性と感性の表現をつなぐ実践を通じて、多様な領域と共創を行っている。アーティストとしては、クリエイティブチームEternity in a Moment (EiM)として活動。2025年に開催された日本国際博覧会では、テーマ事業プロデューサーを務め、better co-beingパビリオンを構築。アーティストとしても 「共鳴の空」 という作品と、宮田裕章 with EiMとして 「最大多様の最大幸福」 という作品を展示している。2026年開校予定のCo-innovation University(仮称)では学長として全体構想を担い、建築家・藤本壮介とともにキャンパスデザインを監修。その活動の根底には、「多様な存在が響き合いながら未来を共に創る」 という理念―Better Co-beingのビジョンが一貫して息づいている。
写真家・映画監督現代美術家の蜷川実花と、プロデューサー・アーティストの宮田裕章、プロダクションデザイナーのENZO、クリエイティブディレクターの桑名功、照明監督の上野甲子朗、ディレクターの澤田雅之、テクニカルアートディレクタの上田晋也、映像ディレクターの名児耶洋らで結成されたクリエイティブチーム。プロジェクトごとに多様なチームを編成しながら活動する。
1996年結成のダンスカンパニー。ストリートダンスとコンテポラリーダンスを融合したダンススタイルで、独創性に富んだ作品が特徴。 2017年以降、イマーシブシアターを次々と発表。関西・大阪万博(EXPO2025)にも出演。
KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 - 時をこえ、華ひらく庭 -
インスタレーション(雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」) 2026年2月1日(日)~5月24日(日)
イマーシブシアター「花宵の大茶会」 2026年3月20日(金祝)予定~5月24日(日)
※休演日あり
会場:北野天満宮(京都市上京区馬喰町)
主催:KYOTO NIPPON FESTIVAL実行委員会
企画・制作・運営:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
協賛:株式会社JTB/株式会社イープラス
後援:京都府/公益社団法人京都府観光連盟/公益社団法人京都市観光協会/公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)
公式サイト
https://kyoto-nippon-festival.com/
公式X
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公式Instagram
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