EVENT | 2025/11/19

群馬に新たな没入型イルミネーション 「HARMONY OF LIGHT」 が12月より開催

12月5日(金)~ Gunma Flower Park+ (ぐんまフラワーパークプラス)

FINDERS編集部

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自然と来場者の動作が響き合うデジタルアートナイトウォークの最新作

群馬県前橋市にある Gunma Flower Park+ (ぐんまフラワーパークプラス) は、2025年12月5日(金)~2026年3月1日(日)の期間、体験型イルミネーション 「HARMONY OF LIGHT」 を開催する。

 「HARMONY OF LIGHT」 は、光と音、映像が来場者の動きに反応する没入型ナイトウォーク。企画・制作を手がけるのは、地域の資源を活かした体験開発を続ける株式会社Sunset films、JR東日本 「地域共創アワード」 最優秀賞を受賞した 「MELODIC LIGHT WALK」 などを生み出してきた同社のプロジェクト 「Ignition SERIES」 の第三弾にあたる。

本作のテーマは 「自然とつながる」。会場となるぐんまフラワーパークプラスの自然を舞台に、約60分の周遊型体験が構成されている。従来のイルミネーションが鑑賞中心だったのに対し、本作では歩く、触れる、手をかざすといった行為に光と音が応える設計が特徴である。水面に触れると光の波紋が広がり、フォトスポットでは自分のシルエットが花の色彩と重なって空間に投影される。五感で自然との関係を感じ取れる構成となっている。

象徴的な存在となる高さ約5メートルの光のモニュメント 「ネイチャーハーモニー」 は、大地に宿る生命のエネルギーの循環を表現したものだ。核となる光は呼吸するように明滅し、水面から立ち上がる光の脈動は生命の源を示す。周囲へと放たれる光は、植物が光を浴びて育つ姿を想起させ、夜空へと連続する命のリズムを描き出す。

ARMONY OF LIGHT のシンボルとなる高さ約5mの光のアートモニュメント 「ネイチャーハーモニー」

物語は 「つながりの庭」 「彩りのひかり」 「森のかたち」 「はじまりの水」 「いのちの恵み」 の五章で構成され、それぞれに異なる反応型コンテンツが用意されている。レーザーで可視化した森のネットワーク、手の動きに応じ花々が輝きを変える演出、水滴の波紋を光と音で描く仕掛けなど、来場者の所作によって景色そのものが変わっていく。体験者アンケートでは満足度96%以上を示し、地域観光資源の新たな価値創出を担うシリーズとして存在感を高めている。

つながりの庭 (TOUCH GARDEN)
彩りのひかり (NATURE SIGNALS)
森のかたち (SHAPE OF FOREST)
はじまりの水 (DANCE OF WATER)
いのちの恵み (LIFE IN CYCLE)

また音楽を担当するのは、これまでのIgnition SERIESを通して楽曲制作を続けてきた柿澤秀吉。自身が何度も現地を訪れ、風や水の音をフィールドレコーディングして取り入れたサウンドは、パークの環境と有機的に溶け合い、体験全体の没入感を深めている。

自然の中を歩きながら、光と音が来場者の動作に反応し、風景が呼吸するように変化していく。「HARMONY OF LIGHT」。イルミネーションイベントの枠を超え、地域の自然そのものを新しい物語として立ち上げる試みだ。夜の群馬に生まれる新たな体験を通して、自然とのつながりを再発見する時間となるかもしれない。


Ignition SERIES 「HARMONY OF LIGHT」 created by Sunset films
会期:2025年12月5日(金)~2026年3月1日(日)
会場:Gunma Flower Park+ (群馬県前橋市柏倉町2471-7)
時間:ライトアップ 17:00~20:30 (開園 12:00~20:30)
料金:大人1,500円、小中学生500円、未就学児無料、ペット200円
休園日:毎週火曜

特設ページ
https://www.flower-park.jp/harmony-of-light/

Ignition SERIES公式
https://ignition-series.jp/