LIFE STYLE | 2025/09/23

「嘉義県×るるぶ」 初コラボ、日本市場へ本格進出—2026台湾ランタンフェスへ向け観光施策を強化

嘉義の魅力を日本向けに発信

FINDERS編集部

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「るるぶ」 特集で阿里山や茶文化を紹介、日本誘客を狙う

台湾・嘉義県文化観光局は、2026年春に嘉義で開催される 「台湾ランタンフェスティバル」 に向け、日本市場への観光プロモーションを強化している。その一環として、日本の定番旅行ガイドブック 「るるぶ」 と初めて連携、「るるぶ台湾’26」 に嘉義特集を付録として収録した。特集では阿里山森林鉄道や雲海と朝日、鄒族の集落文化、ローカルグルメや文創スポットなど、多彩な地域の魅力を紹介している。

「るるぶ」 は自由旅行や家族旅行、シニア層まで幅広い読者層を抱える日本の代表的な旅行情報誌で、今回の嘉義特集は紙媒体に加えて電子版も発行された。Amazonや楽天ブックスなど主要ECでも販売されており、日本全国の読者に嘉義の魅力を伝える機会が広がっている。

嘉義県文化観光局は 「ランタンフェスティバルが嘉義で開催されることは、地域が国際観光の舞台へ躍進する重要な契機。「るるぶ」 との協力により、日本の旅行者に嘉義の山や海、文化的魅力を伝え、現地で深く体験していただきたい」 とコメントしている。

さらに嘉義県は、2025年9月25日~28日に愛知県で開催される 「日本国際旅展 (Tourism Expo Japan 2025)」 に出展。専用ブースを設け、メディアや旅行会社、観光業関係者との交流を通じて国際的な発信を進める。現地ではランタンフェスティバルの概要に加え、阿里山観光や茶文化体験、鄒族集落ツアー、ローカルグルメなど多彩な旅行プランを提案し、日本市場への訴求を図る。

阿里山の森林鉄道や茶園、花の季節イベントは、かねてより日本人旅行者に人気の観光資源である。嘉義県は、今回のプロモーションと国際旅展での発信を組み合わせることで、2026年のランタンフェスティバルを国際観光ブームの起点とし、地域産業や文化観光の発展へつなげていく考えだ。

嘉義県文化観光局は、日本の旅行者に向けて 「2026年春のランタンフェスティバルで阿里山の自然、茶文化、幻想的なランタンの世界をぜひ体験していただきたい」 と呼びかけている。


2026台湾ランタンフェスティバル in 嘉義
開催時期:2026年春
特集掲載:「るるぶ台湾’26」 (JTBパブリッシング刊/紙版・電子版)
プロモーション:Tourism Expo Japan 2025 (9月25日~28日、愛知県)

嘉義県文化観光局公式サイト
https://www.chiayitravel.gov.tw/