人力車の第一人者“ガンプ鈴木”監修の難コース
レッドブル・ジャパン株式会社は、中野セントラルパークにて “最速×最巧” の日本一の俥夫 (しゃふ=人力車をひく人) を決める日本初開催となる大会 「Red Bull 人力車」 を開催した。大会には18歳~55歳まで、全国各地の観光地などで活躍する俥夫55名が集結、10月9日(木)に行われた予選に参加、予選タイム上位20名が翌10月10日(金)に行われた決勝へと進み熱い戦いが繰り広げられた。
予選は直線100mで速さを競い、元ラグビー日本代表の兒玉健太郎さんが圧巻の走りを見せ15秒173のタイムで1位通過。

そして決勝では、人力車でアフリカ横断を成し遂げたガンプ鈴木さんが監修した 「ビッグスロープ」 「ジャイアント缶」 「急加速」 「急ブレーキ」 などの障害物がちりばめられた特設コースで行われ、 6名の女性俥夫によるエキシビションレースも行われた。




今回の特設コースでは、ゴール直前に人力車を停め車止めを車輪の前後に置いてから、ゴールボタンを押すまでのタイムが競われた。スピードやパワーだけでなく、日頃の日頃の鍛錬と技術を競うレースとなった。
尚、車止めをしっかりと置かなかったり、コースを守らなかったりする違反には10秒間のペナルティが与えられた。実際に東京力車所属の竹村琥太朗さんは、28秒台の好タイムでゴールしたが、車止めがしっかりと設置することができず18位に終わった。



初代王者は東京力車所属の小林歩夢さん
決勝は予選タイム順に出走、各出場者ともかなりのスピード感で走り抜け、「ビッグスロープ」 などが待ち受ける難コースに臨んだ。
またエキシビジョンレースに出場謝した6名の女性俥夫たちも、出走前は緊張感のある表情を見せていたが、スピード感と疾走感のある走りを見せ会場を沸かせた。



そして 「Red Bull 人力車」 初代王者となったのは圧巻の走りと安定したテクニックで俥夫としての “総合力” を見せつけた東京力車所属の小林步夢さん。決勝戦では27秒913と参加者唯一の27秒代を叩き出し、見事 「最速・最巧の俥夫」 の称号を手に入れた。
2位には予選トップタイムながら、28秒141で惜しくも2位となった元ラグビー日本代表の兒玉健太郎さん、3位には29秒635で野崎大智さんが入った。

またエキシビションレース 1位は東京力車所属の吉田汐織さんが優勝に輝いた。

見事 「Red Bull 人力車」 初代王者となった小林歩夢さんは、「皆さん、ありがとうございます!普段は関わることが無い人力車の方々が一同に集まる大会が開催されたことにとても感謝しています。この場所を貸してくださった中野と中野セントラルパークの人々、そして観戦に来てくれた方々に感謝します。今回はレースなのでめっちゃスピード出して走りましたが、明日から安全運転で浅草を走りますので皆さんよろしくお願いします!」 とコメント、大会スポーツディレクターを務めたガンプ鈴木さんも、「この大会の準備には2年もの月日を要しましたが、皆さんのおかげで開催することができました。来年もぜひ開催したい!」 と意欲を見せた。


東京・中野セントラルパークを舞台に初開催された今回の 「Red Bull 人力車」。
当日、中野の街を歩く人々の中には、「一体何が行われているのだろう」と足を止め、戸惑った人も多かっただろう。しかしなかがら、人力車という日本の伝統を Red Bull らしいストリートカルチャーに持ち込んだ、挑戦と意外性に満ちたイベント。
今後も開催していくことで、“中野の新たな風物詩” になるかもしれない。

関連記事
人力車で世界を走るガンプ鈴木の「アフリカ縦断の旅」が6月中旬よりスタート
Red Bull 人力車
開催日時:10月9日(木) 予選:直線100m走、10月10日(金) 決勝:障害物走
会場:中野セントラルパーク (東京都中野区中野4-10-2)
参加者:全国の男性俥夫55名 (事前応募)、女性俥夫6名 (エキシビション参加)
公式ホームページ
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-jinrikisha