奇を衒う必要はなくて、正面突破する勇気を持とう
―― JPYCの未来と岡部さんのビジョン、最後に読者に対するメッセージを聞かせていただければと思います。
岡部:日本の話になっちゃうんですけど、学習性無力感に陥っている人が多いなと思っています。チャレンジすれば道は開かれるのにどうせダメだろうと思って挑戦しないという、そういうお国柄になっているのを個人的に憂いていて。私は正面突破するのが好きなんです。誰もやらないことを正面から行ったらドアが開いていたみたいなことってあるので、そういう発想で必ずしも奇を衒う必要はなくて、意外に正面突破してみると道は開けるよと伝えたい。まさにJPYCは正面突破したんです。堂々と金融庁へ正面からノックして、「これで行けますよね?」と突破したので。まだ空いている道はたくさんあるぞって。私が一本開けたと思うんですけど、皆さん、そういう形で正面突破出来る道はまだまだ実はたくさんあると思います。正面突破してもらえると日本はまだまだ良くなると思っています。
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岡部氏へのインタビュー後、学生でありながらJPYCの社員として働くスタッフにも話を聞くことができた。JPYCという会社を覗くことで、才能と行動力があれば年齢や性別など関係なく採用して「社員が働くのが楽しい!」と正直に言える、21世紀の組織の姿が見えてくる。
財務総務部 坪田実那美氏
今は大学2年生です。1月にWantedlyからスカウトを受けて面接で即決採用されました。最初はインターンだったんですけど5月の頭から時短正社員になって、親には猛反対されたんですけど、CEOの岡部さんが親と密に連絡をとってくれて(笑)。4カ月くらい説得期間があって受け入れてくれました。今、会計士試験の勉強をしていて、就職は、JPYCを一度離れて、修行期間を経て、また戻ってこようと思っています。高校の時に金融経済を勉强していて、高校の金融経済のクイズ大会で優勝した経験がありました。なので財務は見れるんですが、他のところは一から勉强しました。
広報支援部長 茂木麻琴氏
人事的なところで、採用周りとか、福利厚生を整えております。採用は、リファラル採用(紹介)が多いです。この会社には、1年くらいですが、入った当時はカメラマンをしていました(笑)。ずっとブランド品を撮っていました。その後、採用記事を書くことになり、そこから採用をまるっと任せられることになりました。大学では、理学部の物理学科でまったく関係ないことをしています。私は、就職でもこの会社に残る気でいます(笑)。仕事は楽しいです!
実行部 広瀬楽人氏
コミュニティの運営、イベントの企画・運営、マーケティングや映像編集、数値解析などを行っています。16歳、高校一年生です。今年の5月からアルバイトとして働いていましたが、今は時短正社員です。僕は知り合い経由でJPYCを紹介してもらいました。他にも2社で働いていて1社は代表取締役です。高一で学校と合わせて4つやってることになりますね(笑)。部活はやっていません。会社が部活みたいなものですので(笑)。仕事は楽しいです。でも、自分のやりたいことはブレないように日々がんばっています。仕事で身に付けたことが、私生活でも応用できるようになったことは大きいです。