EVENT | 2021/06/22

寿司が仮想通貨で買える時代に!? 寿司職人の包丁さばきが今話題のデジタル資産「NFT」に

「鮨 渡利(渋谷区渋谷、店主・渡邉哲也)」は5月、江戸前寿司の包丁さばきなどをデジタル資産「NFT」化した「SUSHI ...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

寿司職人の技術の継承と発信

―― 寿司職人の技術をNFTにすることの意義についてどうお考えですか。

仮想NISHI:職人の技というのは、今まで門外不出だったものを、NFTにすることによって、欲しい人だけが値段を払って買うっていうことになります。ひとりひとりの技術という希少な「本物」を入手することが出来るという点は、NFTの本分に近いような気がしています。

同時に、NFT化することによって、半永久的にその技術を保存することができるということで、職人の文化継承が可能となります。加えて、欲しい人に届けられるというところがメリットであると思います。

あとは寿司の場合、海外で独自の変化をしていますので、日本の寿司の本流はこうだというような物を海外に伝えるときに非常に有効だと思いました。

本場の職人さんの寿司捌きっていうのは、文化的に素晴らしいものなので、伝統をNFT化して流通するというのはいい発想だと思っています。

徳永:NFTのイノベーションって何かというと、デジタルデータに希少性を持たせて価値を担保する物だと思います。NFTの本分に非常にかなったものだと自負しています。なので、そういうプロジェクトが分かる人に響いてくれると嬉しいなと思っています。

―― NISHIさんは今後の日本のNFT業界や暗号資産でのユーザーの動きとか、その辺はどう見ていらっしゃいますか?

仮想NISHI:まず、仮想通貨自体は直近では価格が下がりまして、その余波でちょっと、私のTwitterのインプレッションとかも少し落ちています。しかし、NFT市場は、相変わらず活況が続いているということで、仮想通貨の激しい値段の上下とは関係なくNFTは拡大していくのかなというふうに予想しています。

特に夏にかけて大企業が続々とNFT市場に参加すると聞いています。米国西海岸では今年の冬に流行し始めましたが、日本はそれにちょっと遅れて盛り上がっていくのではないかと思っています。日本はアニメ、マンガ、ゲームなどのコンテンツ大国でありますのでアNFT市場は広がっていく土壌が十分にあると考えています。その中でSUSHI TOP SHOTが世界初の飲食店とコラボした、NFTとして地位を確立し、できれば他の飲食店業にも広がってほしいなと思っております。

私たちがやりたいことは、「飲食店」が食べ物をお客様お出しして買ってもらうこと以外の形で、マネタイズや仮想通貨を保有する世界中のお客様にアプローチできるという事例を作りたいと考えています。

これは日本経済の、特に厳しい外食産業への活性化にこれはつながっていくことなので、ぜひSUSHI TOP SHOTが走っていって、他のところがついてきてくれる形になってくれるとありがたいです。

徳永:国内をぶっ飛ばしてグローバルに広がっているという、なかなかない事例なので、今の飲食業界で苦境に立たされている皆さんにも勇気を与えるきっかけになると嬉しいと思っています。


prev