仁淀川に浮かび、紅葉の渓谷で食事する2つの非日常体験
翡翠色の水面に浮かびながら、何もしない時間を楽しむ。紅葉に染まる渓谷で、吊り橋の上から絶景を眺めながら食事をする。高知県中西部を流れる仁淀川流域6市町村では、9月26日(土)から11月29日(日)まで、自然・食・文化を通じてこの土地ならではの時間を体感できる体験型イベント「仁淀ブルー体験博2026」が開催される。主催する一般社団法人仁淀ブルー観光協議会にとって6回目となる今回は、昨年に続き過去最多となる全57プログラムを展開する。
57プログラムのうち、川と親しむ体験の一つが「気の向くままに、仁淀川。水上さんぽ体験」である。SUPとカヌーを組み合わせた仁淀川オリジナルのアクティビティ「ZAB」と、水上を自由に散策できる「SUP」の両方を楽しめる内容で、9月26日(土)と10月10日(土)に開催される。料金は3,000円、定員は各回17名。決まったコースをたどるのではなく、水面に浮かんで空を眺めたり、気に入った場所で景色を楽しんだりと、過ごし方を自分で選べる点が特徴だ。
食の体験として際立つのが、11月3日(火・祝)と4日(水)に開催される「錦にうかぶつりばしかふぇ」である。足元には秋色に染まるダム湖、正面には石鎚山系の山並みが広がる吊り橋の上で、90分間食事を楽しむという企画だ。高知県産のジビエや地域の食材、自家菜園の野菜を使った料理、作りたてのパスタやケーキなどが並び、料金は1組2名分で12,000円、定員は各回2組と少人数制になっている。水面に浮かんでいるような感覚の中で味わう秋の食卓は、仁淀川流域でしか成立しない体験と言えるだろう。
渓谷を滑空するジップラインから、300年続く古民家の神楽まで
アウトドア体験としては、日本初とされる絶叫吊り橋を渡り、翡翠色に輝く清流を見下ろしながら滑空するジップライン体験が用意されている。秘境と呼ばれる岩屋川渓谷を舞台に、地元・仁淀川町の茶農家と渓谷の散策路を歩き、沢渡茶で一息つく時間も組み込まれた内容だ。開催日は10月4日(日)、17日(土)、11月7日(土)、15日(日)の4回、料金は9,800円、定員は各10名となっている。
歴史文化の体験では、いの町本川地区に500年続く「本川神楽」を、国指定重要文化財の古民家「山中家住宅」で鑑賞できるプログラムが用意される。有形文化財と無形文化財が重なるこの企画は、昨年の体験博で総合評価最優秀賞を受賞した。11月3日(火・祝)の開催で、舞と太鼓に合わせて座祝いの合間には、あめごの串焼きやきのこ汁、田舎弁当を囲炉裏端で味わえる。料金は15,000円、定員は16名。
ものづくりの分野では、世界で唯一とされる「地下海水」を天日と風だけで結晶化させる完全天日塩の収穫作業を体験できるプログラムもある。11月22日(日)開催、料金8,000円、定員10名。収穫の後は、ハーブを好みでブレンドしたオリジナルのバスソルトを作り、持ち帰ることができる。
これら57のプログラムは、開催に向けて事業者や地域住民が何度もワークショップを重ね、流域6市町村が一体となって作り上げてきたものだ。公式サイトでの予約受付は8月28日(金)12時から、電話予約は8月29日(土)10時から始まる。都市の喧騒を離れ、自然と食、そして人との出会いを通じてこの土地の時間に浸りたい人は、気になるプログラムを早めにチェックしておきたい。
仁淀ブルー体験博2026
開催期間:2026年9月26日(土)〜11月29日(日)
開催エリア:高知県仁淀川流域6市町村(土佐市・いの町・仁淀川町・佐川町・越知町・日高村)
プログラム数:全57プログラム
予約受付:公式WEBサイト 2026年8月28日(金)12:00〜、電話 2026年8月29日(土)10:00〜
主催:一般社団法人仁淀ブルー観光協議会
公式サイト
https://niyodoblue.club