3点式クリップが実現する、着けていることを忘れる装着感
音楽やポッドキャストを聴きながら、周囲の音も自然に把握できるオープンイヤー型イヤホンは、在宅と外出が入り混じる働き方が広がるなかで支持を広げているジャンルだ。一方で、長時間でも快適な装着感と、ワイヤレスイヤホンらしい豊かな音質を両立させることは、このジャンルの大きな課題だった。
ロンドン発のテクノロジーブランドNothingのサブブランドCMFは、その課題に向き合った新製品「CMF Clip Pro」を2026年8月15日(土)に発売した。Nothingとして初めてとなるクリップ型オープンイヤーイヤホンで、価格は12,800円(税込)。カラーはライトグレー、ダークグレー、コーラルの3色を用意する。
装着感の核となるのが、新開発の3点式クリップだ。人間工学に基づくトライアングル構造により、装着時の圧力を耳の3ヶ所に分散させ、一点に集中させない設計とした。芯材には弾性のある0.5mmのチタンワイヤーを使ったCブリッジを採用し、さまざまな耳の形に柔軟にフィットする。
肌に触れる部分には肌にやさしいTPU素材を採用し、耳に触れるリスニングボールも接触面積を抑えながら音を効率的に耳道へ届けるよう最適化した。片耳わずか5.9gという軽さも、長時間の使用感に直結している。
サウンド面では、専用にチューニングした10.8mmデュアルマグネットドライバーを搭載する。一般的なクリップ型オープンイヤーイヤホンよりも大口径で、パワフルかつ深みのある低音を再生できる。オープンイヤー構造では失われがちな低音域を補うウルトラベーステクノロジーも搭載し、Nothing Xアプリでは低音を3段階で調整できる。LDAC、AAC、SBCの各コーデックに対応し、LDAC対応デバイスではより高音質なワイヤレス再生も楽しめる。
通話品質にも工夫が凝らされている。左右のイヤホンに2基ずつ搭載したHDマイクと、骨の振動を感知するボイスピックアップユニット(VPU)を組み合わせたクリアボイステクノロジーにより、ユーザーの声と周囲のノイズを分けて集音する仕組みだ。人通りの多い道や混雑したカフェ、風の強い屋外でも、声だけを相手にクリアに届けられるという。プライバシーに配慮したプライベートリスニングモードも搭載し、周囲に音が漏れるのを抑えられる。
充電ケースには、CMFならではの物理式スマートダイヤルを搭載した。手袋をしているときや指が濡れているときでも、スマートフォンに触れることなく音量調整や再生操作、着信応答、ペアリングなどを直感的に行える。左右のイヤホンにも物理ボタンを備え、移動中の操作もしやすい。
バッテリーは、イヤホン単体で最長10時間、充電ケースを合わせると最長32.5時間の再生に対応する。10分間の急速充電で最長4時間分の音楽再生が可能だ。Bluetooth 5.4に対応し、2台のデバイスに同時接続できるデュアル接続や低レイテンシーモード、IP54の防塵・防滴性能も備え、運動時や屋外でも扱いやすい。
在宅勤務と外出が入り混じる日常のなかで、周囲の音を遮らずに音楽や通話を楽しみたい人にとって、装着感と音質を両立させたCMF Clip Proは試す価値のある一台だろう。価格は12,800円(税込)で、正規販売パートナーの各ウェブサイトなどで購入できる。気になる人は、公式サイトで詳細を確認してみてほしい。
CMF Clip Pro
ブランド:CMF by Nothing(Nothing Technology Japan株式会社)
発売日:2026年8月15日(土)
価格:12,800円(税込)
カラー:ライトグレー、ダークグレー、コーラルの3色展開
主な仕様:Bluetooth 5.4、LDAC/AAC/SBC対応、IP54防塵防滴、片耳5.9g
再生時間:本体最長10時間、充電ケース込みで最長32.5時間(10分急速充電で最長4時間再生)
公式サイト
https://nothing.tech