LIFE STYLE | 2025/09/06

淡路島の絶景を独り占め。
自然と共生するキャビン 「allbeans」 が2棟同時にオープン

自然と調和するキャビン「KUROMATSU」「SUISEN」が8月27日に誕生

FINDERS編集部

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自然と調和する滞在を淡路島で体験。allbeansの新たな挑戦

高知県でオフグリッド型ホテルを展開する株式会社allbeansが、淡路島に新たな宿泊施設をオープンした。2025年8月27日(水)に誕生したのは「KUROMATSU」「SUISEN」の2棟。既存インフラに頼らず自然エネルギーのみで運営する「allbeans Kochi」での経験をもとに、今回は一部インフラを活用する「セミオフグリッド型」を採用した。これにより環境負荷を抑えながらも、より快適で安定した滞在が可能となっている。

目の前に広がる瀬戸内海、背後に連なる山々。自然と一体となったプライベートキャビンで、季節や時間とともに移ろう景色を堪能できるのが大きな魅力だ。

淡路島の自然を背景に誕生した2棟は、それぞれ異なる趣を持つ。

「KUROMATSU」は、淡路黒松が自生する敷地に佇む隠れ家的なキャビンだ。潮風を感じられるオープンデッキが設けられ、食材さえ持ち込めばバーベキューを楽しむこともできる。

潮風の心地良いオープンデッキ
隠れ家感たっぷりのキャビン

一方「SUISEN」は、南あわじの海岸を見下ろす高台に建ち、鳥のさえずりと波音だけが響く静かな環境が特徴だ。大きな窓からは瀬戸内海を一望でき、自然を切り取った絵画のような景色を室内にいながら楽しめる。

南あわじの海岸を見下ろす、海と山に囲まれた高台に位置

いずれの施設も1棟2名限定のプライベート仕様で、心静かな時間を大切にできる。なお「SUISEN」にはペット同伴可能なプランも用意されている。

allbeansが採用するセミオフグリッド型は、太陽光パネルと蓄電池を中心としたエネルギーシステムに、既存の電力網を組み合わせる仕組みだ。これにより自給自足を目指しながらも安定供給を確保し、雨水濾過システムやコンポストトイレの導入で環境への影響を最小限に抑える。

また、災害時にはオフグリッド運用に切り替えられるため、一時的な避難所としての機能も備えている。観光施設でありながら防災拠点の役割も果たす点は、持続可能性を追求するallbeansならではの発想である。

株式会社allbeansは2023年に創業し、高知県香美市の「allbeans Kochi」を皮切りに、自然共生型宿泊施設の開発を進めてきた。Anywhere(設置場所を選ばない柔軟性)、Shelter(災害時の強靭性)、Sustainability(地域資源循環による持続可能性)をキーワードに掲げ、地域資源と共生する宿泊のあり方を模索している。

現在、同社では地方の遊休地などにallbeansを導入するパートナーを募集している。キャビンの販売やレンタルに加え、運営ノウハウや集客戦略も含めてサポートを提供し、地域活性化を共に目指すという。


allbeans Awaji「KUROMATSU」「SUISEN」
所在地:兵庫県淡路島南部(予約時に詳細住所を案内)
定員:各棟2名(添い寝の子ども1名まで可)

予約「SUISEN」のみペット同伴可プランあり
https://allbeans.jp/booking/

株式会社allbeans

https://allbeans.jp/