CULTURE | 2020/10/09

COCOAでコロナ接触通知が!でもアプリ上では記録なし。この状態からPCR検査が受けられる方法まとめ

文:神保勇揮(FINDERS編集部)
9月11日の深夜1時過ぎ、筆者のiPhoneにCOCOA(新型コロナウイルス接触...

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iPhoneユーザー向けの「いつ接触したか」がわかるツールをボランティアが開発

この問題に対応すべく、市民ボランティアチーム「openCACAO」が開発した「cacaotest」という非公式サービスがあり、非常に便利なので筆者も利用した。

cacaotestの画面

cacaotestのサイト上にも簡単な利用方法の説明はあるが、より詳細な説明はopenCACAO のGithubページに記載されている。

使い方は非常に簡単。iPhone上で「一致したキーの数」が「1」と表示されている画面の「HASH」の文字列を入力するだけだ。

赤い枠で囲った部分の英数字を入力する

Cacaotestによると筆者の場合、9月1日の9:00から2日の9:00までの24時間のあいだ、「陽性者のスマートフォンと概ね1メートル以内で15分以上接触していた可能性(厚労省HPより)」がある。

HASHを入力するとこんな表示が出る

ただし、この定義は国立感染症研究所による以下の「濃厚接触の定義」と完全に合致しているわけではない(「必要な感染予防策なし」の状態かどうかはアプリでは判別できないということだ)、つまり感染の危険性が高い状況にあったかどうか、COCOAだけでは判断できないことには注意が必要だ。

・患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
・適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
・患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・その他: 手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

筆者の場合、9月1日はFINDERS編集部の週に1度の出社日で電車通勤していたため、その間に陽性者のスマホに接近していた可能性が考えられた。

それらを9月11日午前中に杉並区の帰国者・接触者相談センターに相談し、PCR検査を受けたいという旨を伝えると、昼過ぎには12日に検査の実施が決まったという連絡をもらえた。場所は自転車で15分ほどの場所にあるクリニックを指定された。

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