農家出身の苦しい経験を糧に
Farther Farms社の共同創業者の1人であるヴィプル・サーラン氏は、米コーネル大学大学院在学中にFarther Farms社を立ち上げ、この技術を開発。『FAST COMPANY』によれば、サーラン氏はインドの農家で生まれ育ち、自分たちが栽培したじゃがいもを配送する際に、じゃがいもの売値よりも冷蔵輸送に必要なコンテナのコストの方が高かった経験から、この技術の開発に至ったという。「国際的に生産を開始し、新たな食品の市場を作ることができれば、農家の人たちにとって大きな助けとなるでしょう」とサーラン氏。
Farther Farms社の技術は、今後世界の食糧問題事情に大きなインパクトを与えるかもしれない。幅広い国・分野での利用が待たれる。