「音・物語・文化」 が集うオール松江の文化体験イベント
日本古来の伝統楽器の魅力を広く伝えるため、国内外での演奏活動や文化イベントを通じ、伝統芸能の普及や啓発に取り組んでいる
Classic Instrument Japan Association (CIJA) は、2026年2月11日(水・祝)、東京・スペース中目黒 において、「薩摩琵琶奏者
坂麗水と小泉八雲の世界 ―見えないものを、聴く。―」 を開催する。
本イベントでは、現在NHKで放映中の 「ばけばけ」 のモデルとなった 「小泉八雲とセツの普及コーディネーター」 を務める羽田昭彦さんによる 「松江と小泉八雲の世界」 と題したトークショーや、薩摩琵琶演奏者の坂麗水さんによる小泉八雲の著書 「怪談」 で知られる 「耳なし芳一」 の演奏・語りなどが披露される。
薩摩琵琶奏者
薩摩琵琶錦心流中谷派襄水会主荒井姿水師に師事。日本琵琶楽コンクールに秀位入賞。米国・仏にて演奏活動。国内では毎年鎌倉の能舞台で演奏。’06年 「木の命コンサート」(芸術館) でバイオリニスト・梅津美葉氏らと共演。2007年 「林隆三の朗読と夢幻の世界」(鎌倉能舞台) に俳優・林隆三と出演。古典から創作まで幅広く手がけ、琵琶語りの新しい表現世界を探求。国内外での演奏活動をはじめ、舞台・映像・語り公演などで活躍。その表現力と美しい音色は、多くの観客を魅了している。鎌倉市在住。
小泉八雲とセツの普及コーディネーター
島根県松江市出身。大学卒業後、文藝春秋で編集者として活動し 「週刊文春」「文藝春秋」 で副編集長、「コミックビンゴ」 では編集長も務めた。編集の現場で培った企画力や発信力、幅広い人的ネットワークを強みとする。
2019年より松江観光協会の観光プロデューサーに就任、首都圏と松江をつなぐトークイベント 「くるま座」 シリーズの企画・運営をはじめ、文化人や地元出身者を招いた交流型の観光プロモーションを展開した。
現在は 「小泉八雲とセツの普及コーディネーター」 として、講演やトークイベント、普及冊子の編集、関連企画の監修などを通じて、八雲とセツが松江で紡いだ暮らしや精神性、その文化的意義をわかりやすく発信している。 文学研究にとどまらず、観光、教育、地域文化の視点を横断しながら、物語としての八雲・セツ像を社会にひらいていく役割を担っており、松江発の文化資源を次世代へとつなぐキーパーソンの一人である。
また当日は、島根県松江市の老舗和菓子屋 「彩雲堂」 、出雲神話に出てくる酒造りの伝統を継承する 「李白酒蔵」 も参加する交流会も開催。彩雲堂は 「耳なし芳一」 をテーマに創作したこの季節こそ楽しめる和菓子と日本酒のペアリングプレートを提供する予定だ。また李白酒蔵もこの時期にしか飲めない (東京で飲めない) しぼりたての新酒 (生) を含む5、6種類のお酒を試飲できる機会を提供する。
島根県松江市に本店を構える老舗和菓子店。明治7年(1874年)に初代・山口善右衛門が創業。2024年に創業150周年を迎え、松江の茶の湯文化と深く結びついた和菓子づくりを続けている。代表銘菓 「若草」 は、松平不昧公が愛した茶席菓子の伝統を受け継ぎ、地元産素材を活かした求肥と繊細な色合いが特徴で、ほかにも季節ごとの生菓子や 「伯耆坊」 など多彩な菓子を提供、松江・出雲・米子など山陰地方を中心に直営店舗を展開。素材と手仕事を大切にしながら、四季折々の美しさを表現した和菓子で地域文化を伝えている。
島根県松江市石橋町にある老舗の酒蔵。1882年(明治15年)に創業し、蔵名は中国・唐代の詩人 「李白 (りはく)」 に由来し、「酒を称えた詩人」 の精神を酒造りに込めている。出雲地方の伝統的な杜氏技術を受け継ぎ、食事とよく合うバランスのとれた日本酒を中心に、清酒のほか焼酎や味醂も製造している。代表銘柄 「李白」 は、国内外で幅広く親しまれ、香港、アメリカ、ヨーロッパなど海外への輸出も積極的に展開している。伝統を守りつつ品質向上と酒文化の普及に努め、地元松江の酒文化を発信している。
「ばけばけ」 は、前述の 「怪談」 などで知られる明治時代の文豪ラフカディオ・ハーン (小泉八雲) の妻・小泉セツをモデルに夫婦の絆を描くとともに、幕末から明治という暮らしや価値観が急速に変わって (化けて) 行く時代に取り残された人々の思いが、やがてすばらしいものに 「化けて」 いくという物語。
イベントを主催するCIJAの八田朝子さんは、「本企画は、小泉八雲が描いた“見えない世界”をテーマに、日本の伝統音楽・語り芸である薩摩琵琶を通じて、「昔・物語・文化」
の奥に潜む“妖(あやかし)”の美学を体感してほしい。」 と語り、島根や松江の生活・文化を題材に、薩摩琵琶の響き・語り・映像・対談を交えた新しい和のステージの創出を目指すという。
また本イベントには彩雲堂や李白酒蔵に加え、一般社団法人松江観光協会をはじめ公益社団法人島根県観光連盟、一般社団法人八雲会なども協力や後援に名を連ねるとともに、中目黒に店舗を構える
“島根・松江・山陰のいいもの” を取り扱う 「出雲しめなわや 東京店」 も出張出店するほか、島根・松江を紹介するパンフレットなども配布するなど、「島根・松江ファン」
の裾野を拡げる狙いだ。
物語をただ 「読む」 だけはなく、音、語り、そして味わいを通してその土地の文化として感じることができる本イベント。「見えない世界」
にそっと耳を澄ませ、小泉八雲の世界に触れ、心を揺らす体験を、ぜひ会場で味わってみてはいかがだろうか?
イベントへの参加は Peatixのイベントページ から申し込むことが可能だ。
薩摩琵琶奏者 坂麗水と小泉八雲の世界
―見えないものを、聴く。―
日時:2026年2月11日(水・祝) 13:30~16:00 (13:00受付開始)
会場:スペース中目黒 (東京都目黒区上目黒2-9-35中目黒GS第2ビル2F)
協力:彩雲堂、李白酒蔵、中浦食品
後援:一般社団法人松江観光協会、公益社団法人島根県観光連盟、一般社団法人八雲会
プログラム
第一部 プロローグ 「松江と小泉八雲の世界」 トークセッション
出演/羽田昭彦 (小泉八雲とセツの普及コーディネーター)
第二部 薩摩琵琶 「耳なし芳一」 演奏・語り
出演/坂麗水 (薩摩琵琶演奏者)
第三部 交流会
和菓子×日本酒 (特別純米) ペアリング・季節限定商品の試食&試飲など
参加申込 (Peatix)
https://peatix.com/event/4791765
※当日は松江/島根/山陰の物産が会場で購入できます(和菓子・干菓子の販売はありません※当日試飲いただく日本酒は購入が可能です(但し、全種類ではございません)
※会場のスペースの関係で限られた品数しか販売できませんが会場から徒歩5分のところに路面店(出雲しめなわや東京店)がございます。ぜひご利用ください。
※彩雲堂さんはこの日のために開発している和菓子を準備中です。当日は、特製生菓子・特製干菓子の2種類を提供予定、あとは当日のお楽しみ!