異なる解釈とアプローチ ― 世界に一脚だけの作品
株式会社インターオフィスは、創業50周年を記念し、「長く使えるもの」 をテーマとしたチャリティーオークション 「One Stool, One Story Interoffice 50th Anniversary Charity Auction」 を開催する。
アルヴァ・アアルト が1933 年にデザインした Artek の名作 「スツール60」 をキャンバスに、これまでインターオフィスと協働してきた安藤忠雄、深澤直人をはじめとした建築家、デザイナー、アーティストら15 組が、それぞれの視点で手を加えた特別な作品を制作、「長く使えるもの」 をテーマに、世界的な名作プロダクトを起点とし、デザインの循環性や時間の価値をあらためて問い直す試みである。
参加したクリエーターは、それぞれが 「スツール60」 と向き合い、素材に手を加え、構造を読み替え、あるいは視点をずらすことで、世界に一脚だけの作品を生み出している。完成された名作に対して、何を受け継ぎ、どこに手を加え、どこに触れないのか。その判断の積み重ねが、一脚ずつ異なる表情となって現れているという。
完成した作品は、今後インターオフィス各拠点および同社のリテールストアMAARKETにて巡回展示され、サイレントオークション形式で販売される。オークションの売上は全額、文化施設 「こども本の森」 へ寄付される予定だ。
修理や再利用を前提とし、世代や用途を超えて使い継がれてきたスツール60の歴史は、インターオフィスが50周年の節目にあらためて見つめ直した 「長く使えるもの」 というテーマと重なる。
本チャリティオークションの開催にあたり、代表取締役 CEO の岩下雅則は、「50 周年を機に掲げたミッション 「デザインを次の世代へ」 のもと、これからも循環型社会の実現と豊かな暮らしの創出に向け、歩みを進めてまいります。」 とコメントを残している。
1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、69年安藤忠雄建築研究所設立。代表作に「光の教会」、「六甲の集合住宅」、「フォートワース現代美術館」、「地中美術館」、「こども本の森 中之島」、「ブルス・ドゥ・コメルス」など。79 年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、95 年プリツカー賞、05 年国際建築家連合ゴールドメダル、10 年文化勲章、21 年フランス レジオン・ドヌール勲章コマンドゥールなど受賞多数。イエール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。97 年から東京大学教授、現在、名誉教授。
K.ASSOCIATES / Architects 主宰。
京都工芸繊維大学名誉教授、京都大学名誉教授。AIA Honorary Fellow。現在、京都美術工芸大学大学院特別教授。UC バークレー、MIT で客員教授を歴任。日本建築家協会新人賞、日本建築学会賞など、国内外において受賞多数。主な作品には日本橋の家、紫野和久傳、京都芸術大学望天館、新行政棟・文化庁移転施設など。各国より作品集多数出版。今回のスツール制作にあたり京漆の象彦が制作協力した。
鹿島建設設計部長を経て横国大大学院、東工大や芝浦工大等で教育に関わる一方、k/o design studio にて建築やインテリアや家具を手がけ、グッドデザイン賞やベストオブイヤー賞等の国内外デザイン賞を受賞、最近の作品に洗足学園のシルバーマウンテン&レッドクリフやヒノキタワーのインテリアや家具のキュビストシーティングがある。
東京の原宿を起点に 2016 年に設立された建築設計事務所。
住宅や商業施設などの建築設計をはじめ、オフィス・店舗等の内装設計、展覧会の会場構成、プロダクトデザインなど、コラボレーションを大切にプロジェクトに取り組んでいる。既存のものを活かし、余分なエレメントを再解釈しながら価値を最大化することを目指している。それぞれのプロジェクトが発生した背景、環境、そしてストーリーを大事にしながら、対話を重ね、デザインしている。
福岡と東京を拠点に空間設計を軸とする「ケース・リアル」とプロダクトデザインに特化する「KOICHI FUTATSUMATA STUDIO」を主宰。主な空間プロジェクトに、スキンケアブランド「イソップ」「ブルーボトルコーヒー」和菓子店「鈴懸」「DDD HOTEL」の内装デザインなど。プロダクトは、真空管アンプ「22」がサンフランシスコ近代美術館の永久所蔵品となっているほか、Artek「KIULU BENCH」、天童木工「SAND」、E&Y「ESKER」「No8」をリリースするなど、国内外の様々なブランドと恊働している。JCD アワード(現・日本空間デザイン賞)金賞やDesignAnthology アワード インテリアデザイナーオブザイヤー等受賞歴多数。
1956 年、山梨県生まれ。デザイナーの個性を主張するのではなく、生活者の視点にたって人の想いを可視化する静かでありながら力強いデザインに定評があり、世界で最も影響力のあるデザイナーの一人とされている。日用品や電子精密機器からモビリティ、家具、インテリア、建築に至るまで、手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。イサム・ノグチ賞、CollabDesign Excellence Awards など受賞歴多数。ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を持つ。LOEWE クラフトプライズ審査委員。日本民藝館館長。多摩美術大学副学長。
Artello(アルテロ)は、カナダを拠点に活動するJudi Chan(ジュディ・チャン)とKeith-yin Sun(キース=イン・サン)によるアーティストデュオ。かたちあるものと、かたちにならない感覚。そのあいだに生まれる関係性を手がかりに、視覚表現を通して、言葉を超えた物語を紡いでいる。あらゆる創造の領域に内在する普遍的な調和に関心を寄せ、コンセプチュアルでありながらクラフト=手仕事に根ざした手法で作品を制作。インターオフィスとは、Fittingbox のロゴマークのデザインやイラストの制作で協働。
粟辻デザインは、粟辻美早と粟辻麻喜を中心に、1995 年に設立されたデザインスタジオ。パッケージ、エディトリアル、サイン、空間計画など、幅広くデザインを手掛けている。二人の父である粟辻博によるテキスタイルデザインの系譜も受け継ぎ、日常に根ざした明快で美しいデザインを追究している。インターオフィスのリテールストア「MAARKET」のロゴデザインも手掛けた。
愛知県豊川市出身。ニューヨークの美術大学 School Of Visual Arts, Graphic Design 学部卒業。Rhodes Family Award 受賞。帰国後、企業での勤務を経て、デザイン会社 Double Ow Eight を設立。2000 年ヴィーガンカフェの草分け8tablish を創業。2014 年株式会社Apollo&Char Company設立以降は企業のブランディング、ロゴやパッケージデザインやコンサルティングを多く手がける。2000 年、富山県射水市で地域創生事業に関わり、2024 年10 月建築・ライフスタイルショールーム House of Zutto TOYAMAを開設。建築・インテリアデザインからブランディング、グラフィックデザイン、イラストまでライフスタイル全般のデザインを手がけている。
NDC Graphics は、人と人・人とモノ・人と環境の間にあるさまざまな問題をデザインによって解決し、気持ちのいい生活を実現するデザイン集団。多様なデザイン分野を個別に考えるのではなく、それらを関係づけて、生活の視点で統合している。グラフィックデザインの分野を超えて、チームワーク、クラフトマンシップとネットワークで「快適な空間」をつくりだしている。
1985 年生まれ 大阪府出身。2013 年より出版社勤務後、2018 年に独立。
ファッションを軸に、ポートレイト、風景、静物まで幅広いジャンルの撮影を手がける。被写体の空気感や佇まいを丁寧にすくい取る表現を特徴とし、数多くの雑誌、広告、カタログで活躍。インターオフィスとは、MAARKET のスタイリング写真において継続的に協働している。
1983 年静岡生まれ。2005 年東京工芸大学写真学科を卒業後、2005 年より建築写真事務所ZOOMにて、白鳥美雄、淺川敏に師事。2010 年独立。建築やインテリア、プロダクトの撮影を主に活動する。 個人やその周辺、社会、空間が多層化、複雑化している状況を写真によって小さな単位として切り取る事で、事象を抽象化、単純化していくことをコンセプトに撮影をしている。
多数の女性誌、デザイン誌でデザイン・インテリア関連記事の編集、執筆、スタイリングを担当。現在は雑誌、書籍の編集や撮影のためのスタイリングをはじめ、広告美術、住宅や展示会、商業施設、店舗、美術館、個人邸など、さまざまな空間のインテリアと空間演出を手掛けている。2024 年には群馬県北軽井沢にアトリエLaboratoryy|Fern、キュレーションスペースLaboratoryy|Barn を開設している。
1946 年高知県生まれ。大阪高島屋宣伝部入社。1979 年独立。その後、椅子の研究室「CHAIRS?」を妹尾衣子氏とともに立ち上げる。1994 年椅子コレクションとともに北海道へ移住。北海道東海大学芸術工学部(当時)教授。特任教授を経て現職。北海道東川町文化芸術アドバイザー。東海大学名誉教授。
1983 年生まれ 岩手県出身 造園家 高校在学中から独学で造園を始める。 2002 年に都内で園芸事業を創業し、2011 年株式会社DAISHIZEN 設立。 SOLSO やKEEPGREEN などの緑化ブランドの運営を行う傍ら、自然と建築と人との調和を目指した造園を得意とし、建築のコンセプト段階よりプロジェクトに参画。有名建築家と様々なプロジェクトを多数進めている。グリーンディレクションやランドスケープデザインなど植栽の第一人者として多くの案件を手がけ、自身のクリエイティブ活動にも注力している。
インターオフィス創業50周年記念チャリティーオークション
One Stool, One Story Interoffice 50th Anniversary Charity Auction
オークション開催期間:2026年2月12日(木)~5月31日(日)
オークション形式:サイレントオークション
特設サイト
https://interoffice50th.jp/