異常な暑さが疲労と免疫力低下を引き起こす 繰り返す体調不良が社会規模で拡大中
2025年の夏は観測史上最高気温41.8度を記録するなど、全国的に平年よりも気温が高い日が続いている。この記録的猛暑が体調への深刻な影響をもたらしていることが、株式会社イー・クオーレが7月24日から25日にかけて全国1,000名を対象に実施した「夏の免疫力」に関する意識・実態調査で明らかになった。
調査によれば、約8割の人が「例年より暑い」と感じており、44.9%が強い疲労感を覚えている。さらに31.1%、推計で全国2,000万人以上がこの夏すでに体調不良を経験。症状としては「夏バテのような倦怠感」が最も多く、風邪のような症状や睡眠不調も多く見られた。一度体調を崩した人の平均回数は2.8回と、繰り返し不調に陥る傾向が顕著だ。





こうした背景から「夏の免疫力」に関心を持つ人は全体の55%にのぼり、そのうち3割以上が免疫力低下を実感している。理由としては「夏バテで体調を崩しやすい」「暑さによる体力消耗」「室内外の温度差」が挙げられた。特に女性は全年代で男性よりも関心が高いことも特徴的だ。



免疫力向上のための取り組みとして最も多く挙げられたのは「十分な睡眠」(54.5%)で、次いで「免疫力を意識した食事」(31.6%)。具体的な食品ではヨーグルトやヨーグルトドリンクが最も人気で、免疫対策の身近な選択肢として支持を集めている。
今回の調査は、夏における免疫力低下が一部の人だけでなく社会全体に広がる“サイレント健康危機”であることを示している。猛暑が長引く今夏、日常の中で睡眠や食生活を見直し、体調維持の意識を高めることが求められている。


「夏の免疫力」に関する意識・実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年7月24日~7月25日
調査対象:全国20~69歳の男女(各年代男女100名ずつ)
有効回答数:1,000サンプル
株式会社イー・クオーレ公式サイト
http://ecuore.co.jp/