「水産物消費量の増加」をテーマに、家庭で魚料理を楽しむきっかけを提案
登録者数1,400万人を誇る魚捌き系YouTuber 「きまぐれクック」 が手掛けるPOPUPイベント 「かねこ道具物産展」 が、現在、東武百貨店 池袋本店8階催事場で開催されている。会期は8月19日(火)まで。

8月7日(木)には、きまぐれクック本人のかねこ氏が来店。会場ではYouTubeの公開収録が行われ、集まった来場者の前で撮影が進行。さらに参加メディア向けのインタビューも実施され、本イベントのテーマや取り組みについて直接語った。

かねこ氏によれば、今回のPOPUPは 「水産物消費量の増加」 をテーマの一つとして企画。これまで以上にスケールアップし、家庭で調理しやすい不揃い魚やカット済みのサケの切り身を 「冷ケース」 で用意し、魚を一匹丸ごとさばくハードルを下げ、多くの人に魚料理の楽しさを知ってもらう狙いがあるという。
また、普段はネット販売のみの 「かねこ道具店」 の商品を直接手に取って購入できるのもPOPUPならではの魅力だ。送料や配送時間を気にせず、欲しい時にその場で購入できることをこだわりとして挙げた。




おすすめとして紹介されたのはPOPUP限定 「くじ引き」。特賞では、かねこ氏が市場で選んだ約1万円相当の海鮮セットが後日届くほか、オリジナルグッズも多数販売されている。
今後の展望としては、毎年販売している魚介メインの三段重おせちを、今年も価格を抑えて提供予定。魚料理が苦手な人や初心者でも簡単に調理できる商品を意識しており、「だしシリーズ」 は、だしを取った後も具材を食べられるため、ふりかけなどに活用できるサステナブルな一品だ。
この夏のおすすめ魚介はウニとネギトロ。特にウニは磯焼けの原因ともされる 「ガンガゼウニ」 を使用し、地域資源の有効活用と雇用創出、環境保全にもつなげている。釣り人向けには、野菜と魚介を使った 「海鮮ポトフ」 を提案し、好みの魚介でアレンジ可能だという。

過去には市場価値の低かった大ズワイガニを動画で紹介・販売し、累計100トンを販売するなど、未利用魚の活用にも積極的。漁師支援や食品ロス削減にもつながる活動を続けている。さらに年内には、愛知県常滑市に自身がプロデュースする店舗をオープン予定。魚屋と食堂を併設し、自ら捌いた魚や動画で紹介した料理を提供する場とするほか、ファンと直接交流できる場所として地域活性化にも貢献したい考えを明かした。
東京での本人来店は8月19日(火)が最後の機会となる。魚食の魅力と海の恵みを存分に感じられる本イベント、残り期間も多くの人で賑わいそうだ。
POPUPイベントの詳細については、かねこ道具物産展 特設ページをチェックしてほしい。

かねこ道具物産展
期間:2025年8月7日(木)〜8月19日(火)
営業時間:10:00〜19:00
会場:東武百貨店 池袋本店 8階催事場 (東京都豊島区西池袋1-1-25)
本人来店予定日:8月19日(火) 10:15〜11:45/12:45〜14:15 (事前予約制)
入場料:無料
公式サイト
https://kaneko-douguten.com/pages/fair