EVENT | 2025/09/04

世界最大規模のピクセルアートの芸術祭「SHIBUYA PIXEL ART 2025 ~ピクセルアートのある日常~」 が開催

9月21日、渋谷ストリームホールにて

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ピクセルアートの現在地を一日で体感する都市型芸術祭。世界中のアーティストとファンが集結。

世界最大規模のピクセルアートの祭典 「SHIBUYA PIXEL ART 2025 ~ピクセルアートのある日常~」 が、2025年9月21日(日)に渋谷ストリームホールで開催される。前日9月20日(土)には前夜祭をCIRCUS TOKYOで実施する。1990年代から 「BIT VALLEY」 と呼ばれてきた渋谷を舞台に、今年で9年目。これまで複数会場に分散していたプログラムを一拠点へ集約し、国内外のアーティストとライブパフォーマーを渋谷駅直結の同ホールに結集させる構成である。

当日は、アメリカ、ロシア、中国、韓国、台湾など各国の人気アーティストが作品展示・販売、トーク、ゲーム大会、音楽ライブに登場する。核となるのは 「ピクセルアートコンテスト」 の授賞式だ。2017年の初回以来、国籍や年齢、プロアマ、個人・団体を問わずSNSから気軽に応募できる場として、新進の才能を次々と発掘してきた。今年は 「 日常 」 「 渋谷 」 「 虹 」 「 運命 」 「 水 」 をテーマに、世界各国から300点以上が集結。最終審査の結果は9月21日(日)14:30、渋谷ストリームホール6階イベントホールで、世界から招かれた8名の審査員により発表される。一次審査を通過した約50点は同会場内で展示され、来場者は作品世界を間近で確かめられる。

昨年開催された「ピクセルアートコンテスト2024」授賞式の様子

メインビジュアルを手がけるNY・ブルックリン在住のShinji Murakamiによる巨大インスタレーション『Emoticons 2』も6階に登場する。1977年に米アタリ社が発売した家庭用ゲーム機 「 ATARI 2600 」 を素材に、虹色の背景に5つの表情を重ねたシリーズを立体へと展開するものだ。2023年の 「 SHIBUYA PIXEL ART 2023 」 で披露された『Emoticons』に続く第2作として、今回は会場全体の体験を牽引するランドマーク的存在となる。

Shinji Murakami氏のEmoticonsの彫刻作品

さらに、SNSで25万人以上のフォロワーを持つロシア出身の人気アーティスト・waneellaの来日特別講義 「Between Independence and Commerce(独立と商業の間で)」 を実施する。昨年7月に開校した 「ピクセルアートの学校」 第2シーズンの一枠であり、受講はアーリープレミアムチケット購入者の特典となる。

「ピクセルアートの学校」第2シーズン「Between Independence and Commerce(独立と商業の間で)」

5階ラウンジには、新宿のレトロゲームカルチャーの聖地 「8bit cafe」 が 「8bit cafe in 渋谷」 として出張オープンする。店長・ナヲがゲームタイトルやキャラクターに着想したオリジナルドリンク(アルコール/ノンアルコール)を提供し、交流の拠点となる。参加型の 「 8bitゲーム大会 」 も開催され、優勝者には 「 8bit cafe 」 の商品券1万円分が進呈される予定だ。

「8bit cafe(エイトビットカフェ)」ナヲ店長
「8bitゲーム大会」で使用される『UT ADVENTURE』

トークプログラムは、5階ラウンジを舞台に、ゲーム音楽史/ゲーム史研究家のhally(田中治久)らが初期チップチューンを次世代へ語り継ぐ 「はじめてのチップチューン」、漫画家でゲームクリエイターの日下一郎が作品制作背景を明かす 「映画『ファイナルリクエスト』ができるまで」、実行委員長・坂口元邦がピクセルアートの現在と未来を掘り下げる 「ピクセルアートのある日常」 などを予定。ピクセルアートが私たちの生活へ自然に溶け込んだ 「日常」 としての魅力に迫る。

昨年のトークセッションの様子

4階と6階に広がる物販エリアには、所縁のアーティストを中心に総勢81組が集い、ゲームやアプリ、イラスト、アートブック、アクセサリーなど多彩な作品やグッズを展示・販売する。来場者は作り手と直接言葉を交わしながら、作品の背景や制作プロセスを知ることができる。コミュニティイベント 「ドットトレカ展 3」 も開催。150px×90pxの共通キャンバスに広がる約100種の 「ドットレカ」 を収集でき、レア作品との出会いも期待できる。

昨年の物販の様子

フィナーレは、Shinji Murakamiの巨大インスタレーションを舞台にしたミュージックライブで飾る。チップチューンと8bitカルチャーの最前線を疾走するYMCKヒゲドライバーOmodakaの3組が出演し、デジタルネイティブ世代からレトロゲーム世代までを貫く共通言語としての音を、渋谷の夜に響かせる。

昨年のMUSIC LIVEの様子

前日9月20日(土)には、CIRCUS TOKYOで前夜祭 「音電MUSIC LIVE 4.0」 を開催する。チップチューン、エレクトロ、ゲーム音楽、ピクセルアートが交差する一夜で、会場チケットに加え、配信プラットフォームZAIKOでもライブ配信を予定している。国内外の気鋭アーティストが多数出演し、翌日の本祭に向けて熱量を一気に高める。

また、Shinji Murakamiのゲーム作品『Emoticons 2』の素材を活用した二次創作キャンペーンも実施中だ。期間は8月18日(月) 0:00~9月20日(土) 23:59。プロアマ、国籍、年齢、個人・団体を問わず誰でも参加可能で、指定の投稿を引用し、ハッシュタグ 「#shibuyapixelart2025」 を付けて二次創作作品を投稿するだけで応募が完了する。抽選で3名に公式グッズ一式をプレゼントし、海外在住者への発送にも対応する。

チケットは優先入場時間帯別の4種を用意する。アーリープレミアムチケット(2,500円)は11:00~12:00に優先入場でき、waneella特別講義の参加権とSPA限定グッズの特典が付く。一般チケットS(2,000円/12:00~14:00)、一般チケットA(1,500円/14:00~16:00)、レイトチケット(1,000円/16:00~18:30)も設定されている。入場後は終了の18:30まで滞在可能で、再入場は1回のみ。小学生以下は無料だ。渋谷区民は全券種が 「渋谷区民割」 の適用で250円引きとなる。

渋谷のカルチャーを象徴するピクセルが、視覚と聴覚と身体で交差する一日になる。作品に触れ、作り手と出会い、音に包まれ、SNSと会場が循環する。都市の余白にピクセルが点り、「日常」 の解像度が上がる瞬間を目撃したい。


SHIBUYA PIXEL ART 2025 ~Everyday life with pixel art !~
会場:メインイベント/渋谷ストリームホール 4F–6F、前夜祭/CIRCUS TOKYO
開催日時:メインイベント/2025年9月21日(日) 11:00–18:30、
前夜祭/2025年9月20日(土) 15:00–20:00
チケット:メインイベント(アーリープレミアム 2,500円、一般S 2,000円、一般A 1,500円、レイト 1,000円)※渋谷区民割は各種250円引き。小学生以下無料。再入場は1回のみ。

メインイベント チケット購入
https://spa2025.peatix.com

前夜祭 会場チケット購入
https://onden4.peatix.com

前夜祭 配信チケット購入
https://shibuyapixelart.zaiko.io/e/ondeai4live

二次創作キャンペーン:期間/8月18日(月)0:00~9月20日(土)23:59。方法/『Emoticons 2』素材で制作し、指定投稿を引用して 「 #shibuyapixelart2025 」 を付けて投稿。賞品/公式グッズ一式(抽選3名、海外発送可)。

主催:シブヤピクセルアート実行委員会
協賛:株式会社aRc、株式会社シブヤテレビジョン/大洋紙器株式会社/東急株式会社、dotpict、WONDER PHOTO SHOP/三井不動産株式会社/株式会社ワコム
施設協力:渋谷ストリームホール/sequence MIYASHITA PARK/CIRCUS TOKYOメディア
協力:タイムアウト東京/Tokyo Otaku Mode
運営協力:8bit cafe/Peatix/宝塚大学東京メディア芸術学部/TOKYO LOGIC
後援:渋谷区/一般財団法人渋谷区観光協会/一般社団法人渋谷未来デザイン
※参加アーティスト・内容は予告なく変更となる場合がある。

公式サイト
https://pixel-art.jp/spa2025

公式X
https://twitter.com/ShibuyaPixelArt

公式Instagram
https://www.instagram.com/shibuya_pixel_art