EVENT | 2023/12/04

都市に隠れる「記憶」「気配」「技術」などミエナイモノをアート作品に 生活の見方を変える体験展示

文:FINDERS編集部

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8組の若手アーティストが作品を展示

東京都が主催する展覧会『都市にひそむミエナイモノ展 Invisibles in the Neo City』展が2023年12月15日から2024年3月10日まで有楽町・SusHi Tech Square1階で開催される。

都は予測不能な時代の都市に向けて「持続可能な新しい価値」を生み出すことを推進する「Sustainable High City Tech Tokyo」という取り組みを進めており、「SusHi(スシ)」とは「Sustainable High City」の頭文字から取った名称。SusHi Tech Squareは情報発信と実践のための場として今年8月にオープンしている。

同施設ではアートとテクノロジーを触媒に、未来の価値を想像し創造していく場として、展覧会シリーズ「PASs(Playground for Alternative Seeds)=新たな種を育む思考の遊び場」を定期開催している。

その第2期として行われる本展は「都市」をテーマに、人々が都市に抱く記憶、愛着や気配、あるいはVR、AIなどテクノロジーの進化がもたらした様々な技術を「ミエナイモノ」として定義。8組の若手アーティストたちによる、「ミエナイモノ」が未来の都市への想像をかきたてる作品を展開する。AIや人工生命の目から見た景色、100年後の人類が暮らす都市の姿などが登場するという。

キュレーターは世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長の塚田有那が務める。参加アーティストには音楽×AIを中心としたアート作品の制作や研究開発を行うQosmoや、アニメやゲームのような風景を用いた映像作品を制作し、The Arts Foundation Futures Awardsの2022年ファイナリストにも選ばれたセマーン・ペトラなど。

参加アーティスト一覧は以下の通り。

・菅野創+加藤明洋+綿貫岳海
・gluon + 3D Digital Archive Project
・Qosmo・Tomo Kihara & Playfool
・長谷川愛・藤倉麻子
・東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻 八谷和彦研究室
(島田清夏/平野真美)※特別展示

会期中には予約不要の作品鑑賞ガイドツアーが毎日実施され、週末には作品に関連したワークショップやイベントが多数開催される。


『都市にひそむミエナイモノ展

期間: 2023年12月15日(金)〜2024年3月10日(日)
会場:SusHi Tech Square(東京都千代田区丸の内3-8-3)
料金:無料