創業30周年 プロ・アマを問わず音楽業界から絶大な支持を得るサウンドハウス
「サウンドハウス」という会社をご存じだろうか?バンドや音楽活動に関わった人ならば、その名を聞いたことがあるだろう。「音楽で日本を元気に」を合い言葉に、90社を超える海外ブランドの音響機器や楽器などの正規輸入代理店を務めるほか、国内外の有名ブランドからモノ作りに拘った実力派ブランドまで、多種多様な製品を取り扱い、30年以上音楽業界を支えてきた企業だ。国内最大級の品揃えを誇り、プロ・アマを問わず、アーティストから学生・カラオケ愛好家などから絶大な信頼を得ている。
インターネット黎明期にすでにホームページをOPEN
サウンドハウスでは、PA音響機材・楽器だけでなく、DJ・DTM・照明機器やその他関連機材まで幅広い商品を扱っており、その7割は通信販売であるため、スタッフの方によると音響機器ネット通販会社大手というイメージも強いとのこと。というのも、1993年創業のサウンドハウスがホームページを開設したのはインターネット黎明期の1999年で、まさにオンラインショッピングの先駆け的な存在だ。
そして現在、ホームページでの取り扱いカテゴリーは音響機器に限らず、「スタンド各種」、「ケーブル・コネクター」、「ラック・ケース」、「照明」、「ステージ・トラス」、「パソコン・周辺機器」、「電源周辺機器」「スタジオ家具・吸音材」など多岐に渡り、音響関連機材だけでなく、スタジオやホールで必要不可欠な機材や備品までをカバーしている。
さらにそれらの製品の詳細やスペックは、WEBで細かに確認できるだけでなく、コールセンターも充実しているので、イベント業界全体にとっても非常に頼りになる存在だ。
実際にショールームに足を運び、簡易組み立てステージシステム「INTELLI STAGE」を購入
実際、必要に迫られイベント会場で使用する簡易的なポータブルステージを購入すべくインターネットで調べていたところ、すぐにたどり着いたのがサウンドハウスのホームページであり、最も情報量が多かったのも同サイトであった。ただ、「衝撃的な価格でご提供します」というサウンドハウスでも、簡易的とはいえかなりの大型、高額な製品であったため電話で問い合わせしたところ、「ショールームがあるのでお越しいただけると実際にご覧いただけます。また在庫があればもちろんお持ち帰りいただけます。」という。
この度購入したのは、簡易的な組み立てステージシステムの“INTELLI STAGE(インテリステージ)”だ。
元々は音響機材のケースで有名な「ROAD READY」が技術の粋を集めて開発したポータブルステージシステムで、様々な形状のプラットホームとライザー(脚)、アクセサリが用意されており、多種多様なステージパターンに対応可能だ、部材は軽量でまさに仮設のステージに最適と言える。耐荷重も1平方メートルあたり750kgと全く問題ない。
今回購入させていただいたのは、1m×1mを4枚、1m×0.5mを4枚購入し、最大W4m D1.5mのステージ展開が可能となった。購入金額は腰部分のスカートも含めて282,000円。高価ではあるが業務用と考えると安価だと思う。
音楽を通じて未来をより豊かにする唯一無二の企業に
今回は簡易ステージシステムの購入のための訪問であったが、サウンドハウスの軸足はやはり音楽業界にあり、「音楽を通じて未来をより豊かにする唯一無二の企業に」という企業理念はぶれない。ホームページを拝見すると、「サウンドハウスの願いは、音楽を通じてすべての人々の暮らしに潤いが与えられることです。そのために、音楽ライフを充実させる大切なグッズを、どこ よりも安く、早く提供し、最高の顧客サービスが提供できる体制を整えています。」とある。創業以来、正規輸入代理店を務める海外ブランドは50社を超え、国内最大級の品揃えでユーザーのニーズに応え続けている。
また、音楽を通じた社会貢献も積極的に取り組み、宮城県女川町での無料音楽教室や、宮城県石巻市の保育園「木のおへや みらいキッズ」での無料リトミック教室を毎月開催するなど、財団法人「サウンドハウスこどものみらい財団」を設立し、復興支援、地域雇用創生のために日々活動している。
さらに、ファン同士、あるいはファンとアーティスト、アーティスト同士の気軽なコミュニケーションを促し、アーティストとエンジニアが安定して活動できるような仕組みの構築を目指し、音楽好きSNSアプリ「Sound NAVI(サウンドナビ)」をリリース、ファン・アーティスト・会場がライブをネタに盛り上がるサービスとして人気を博している。
実際にショールームを訪れてみた感想は、はたらくスタッフも音楽好きなことが一目で分かる(笑)。ここまで「好きを仕事にする」を地で行く企業も近年珍しいように思えるが、好きな音楽を通じて人々の暮らしに潤いをあたえ、さらに社会に貢献していく企業姿勢は、まさに「真のパーパス経営」を間近で見た気がした。
本記事で触れたように、サウンドハウスの企業活動は、音楽業界に限らずイベント業界などではたらく方にとっても非常に参考になり、頼りになる存在だ。ぜひ機会があればホームページを覗いてみたり、ショールームに足を運んでみたりしてはいかがだろうか。