CULTURE | 2020/10/22

現役プロ野球選手が首都高を149キロで大暴走!ゴルフ場へ急いだ呆れた言い訳に傍聴席も唖然【連載】阿曽山大噴火のクレイジー裁判傍聴(18)

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阿曽山大噴火
芸人/裁判ウォッチャー
月曜日...

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阿曽山大噴火

芸人/裁判ウォッチャー

月曜日から金曜日の9時~5時で、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載を持つ。パチスロもすでにプロの域に達している。また、ファッションにも独自のポリシーを持ち、“男のスカート”にこだわっている。

制限速度時速60キロを89キロ超過

DNA型が必要であると偽り、被害女性の口の中に綿棒を入れるなどした警視庁荒川署の巡査部長の裁判を前回リポートしましたが、その続きから。先月末に判決が言い渡されまして、結果は懲役1年6月執行猶予3年でした。良からぬ願望を抱いている警察官の方は気を付けてくださいね。これくらいの罰を受けつることになるので。

さて、本題。

罪名 道路交通法違反
O被告人 プロ野球選手の男性(23)

起訴されたのは、今年の4月12日午前6時15分に、O被告人が東京都目黒区の首都高速道路中央環状線山手トンネル内での、制限速度時速60キロを89キロ超過する時速149キロで車を運転し、進行させたという内容。

現役のプロ野球選手によるスピード違反ということもあって大きく報じられた事件です。裁判も注目されていたのか、8席ある傍聴席は全て埋まっていました。ファンや球団関係者が傍聴に来ていたかどうかは見た目ではわかりませんでしたけど。

裁判官に起訴状に間違いはないかと問われ、

O被告人「いえ、ありません」

と、罪状認否で罪を認めていました。それにしてもO被告人の声がすこぶる小さい。マスクを着用しているのを差し引いても、小さすぎ。スポーツ選手って、声が大きいイメージだったんですけどねぇ。O被告人の発言は全て半角とか小さい文字で表示してほしいほど。

検察官の冒頭陳述によると、O被告人は大学を卒業後に西武ライオンズに入団し、犯行時も現在もプロの野球選手であるという。

犯行当日である4月12日の午前5時30分、O被告人は千葉県にあるゴルフ場へ行くため、助手席に同僚を乗せて車を運転。その途中で、制限速度を超えて、走っているところを、オービスに撮影されて、スピード違反が発覚というのが事件の詳細です。

O被告人の先輩である同乗者は調べに対し、「遅刻はしてなかったが、早く着いて練習したくて、急いでもらっていた。トンネル内にオービスがあるとは、思っていなかった」と供述しているそうです。助手席で急かしてしまったのを反省しているみたいですね。

一方、O被告人は取り調べで、「制限速度60キロとは知らず、高速道路だと思って、100キロ制限だと思っていた。ゴルフ場には8時につけばよかったので、遅れてはいなかったが、周りに車もなく、早く着いて練習したかったので、スピードを出した」と述べているようです。ルール違反したのは、まずかったけど、少しでも早く到着して練習しようというのは、スポーツ選手らしいストイックさが垣間見えますね。うまくなるコツは練習だ。

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