EVENT | 2026/07/03

丸の内仲通りが 「涼しい公園」 に
酷暑対策と夜の賑わいを検証

過去最多11社と共創し、五感で涼を生む昼とネオンで集う夜を社会実験

FINDERS編集部

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昼は冷却、夜はネオン。丸の内仲通りで都市の新しい過ごし方を探る

Marunouchi Street Park 2026実行委員会は、2026年7月24日(金)から8月23日(日)まで、東京・丸の内仲通りで都市の道路空間を活用した社会実験 「Marunouchi Street Park 2026 Summer」 を実施する。2019年に始まった同プロジェクトは今回で17回目を迎える。

今年のテーマは 「Playful Chill Street -Cooling Day/Neon Night-」 だ。近年、猛暑や酷暑が常態化するなか、屋外空間をどのように快適な居場所へ変えていくかは都市にとって大きな課題となっている。今回の社会実験では、過去最多となる11社の共創企業と連携し、冷風装置、機能性素材、ミスト、香り、音などを組み合わせながら、夏の屋外空間における快適性向上を検証する。

実施場所は、丸ビル前ブロックから丸の内パークビル前ブロックまでの丸の内仲通り。昼間は涼しく過ごせる場所をつくり、暑さが和らぐ夜にはネオン演出や飲食、音楽、ウェルネスプログラムなどを通じて、就業者や来街者が自然に集い、交流できるナイトタイム空間へと変化させる。

昼の 「Cooling Day」 では、五感で涼を感じられるエリアが登場する。Block2には、東レの高遮熱・遮光・UVカット素材 「サマーシールド(R)」 を用いた日陰エリアが設けられる。日向と日陰での滞在人数や体感温度の違いを検証し、シェードによる4℃以上のクーリング効果を見込む。

同じくBlock2には、涼しい風と布の揺らぎによって視覚的にも感覚的にも涼しさを演出する風エリアを設置する。ここでは、背面や側面から冷風を送る 「空調機能付きベンチ」 も導入され、通常時より体感温度を5℃低減する効果を目指す。ベンチには端材が活用されており、快適性と環境配慮を両立した都市空間のあり方も示される。

Block2 (丸の内仲通りビル・丸の内二丁目ビル前) 展開イメージ・昼

Block3には、冷たいミストが降り注ぐミストエリアが登場する。ミストの気化熱により、周囲温度を2〜4℃低減する効果が期待されており、暑い昼間の都市空間で滞留人数や滞留時間がどのように変化するかを検証する。

Block3 (明治安田生命ビル・三菱一号館美術館・丸の内パークビル前) 展開イメージ・昼

さらにBlock3では、音と香りで涼しさを演出するエリアも展開される。JVCケンウッドとプロモツールが協力し、聴覚と嗅覚に働きかけることで、都市空間における快適性や癒しのあり方を探る。涼しさは温度だけで決まるものではない。今回の取り組みは、人が 「涼しい」 と感じる環境の要素を、より多面的に捉えようとする試みでもある。

また、公益社団法人日本プロサッカーリーグによる 「J.LEAGUE 暑熱対策実証実験 in 丸の内」 も実施される。雨水を循環させることで地表温度を低下させる効果が期待されるパーマヴォイド人工芝を展示し、足裏や周辺環境の暑さを軽減する酷暑対策としての有効性を検証する。

夜の 「Neon Night」 では、丸の内仲通りが昼とは異なる表情を見せる。各什器がネオンで彩られ、通りは飲食や会話を楽しめる 「夜の遊び場」 へと変わる。仕事帰りや飲み会前に立ち寄れる気軽な空間として、ナイトタイムの回遊や滞在価値の創出を目指す。

Block2には 「Marunouchi Mocktail Stand」 が登場し、夏に合うモクテルや冷たいフード、スイーツを販売する。花のモチーフを活用したかき氷やモクテルも限定販売され、昼はランチや休憩、夜は軽く一杯を楽しむ場として利用できる。

音楽面では、BEAMS RECORDSによる 「Marunouchi Music Playlist」 が展開される。丸の内の街並みに合う涼やかで洗練されたBGMが、ストリート全体の雰囲気をつくり出す。Block2とBlock3では、ネオングッズの無料貸し出しも実施される。ランタンは飲食エリアの卓上照明として使えるほか、色ごとにトークテーマを設定することで、就業者や来街者同士の交流のきっかけにもなる。

Block2 (丸の内仲通りビル・丸の内二丁目ビル前) 展開イメージ・夜
Block3 (明治安田生命ビル・三菱一号館美術館・丸の内パークビル前) 展開イメージ・夜

Block1では、丸の内エリア全体で展開される 「MARUNOUCHI SUMMER FEST」 のシンボルとして、花をモチーフにした装飾が登場する。オフィス街としての丸の内に、昼夜を問わず非日常の景観を生み出し、来街者を迎える。

今回の社会実験では、来街者へのアンケート調査に加え、サーモカメラなどによる温度変化の可視化・計測も行われる。日陰、送風、ミスト、音、香りといった複数の施策を比較し、酷暑対策としての体感効果や都市空間としての有効性を分析する。

道路は、単に移動するための場所ではなく、人が滞在し、休み、出会い、都市を楽しむための場所にもなり得る。丸の内仲通りを舞台にした今回の実験は、暑くなる都市の未来に向けて、屋外空間の価値を改めて問い直す取り組みとなりそうだ。


Marunouchi Street Park 2026 Summer
実施期間:2026年7月24日(金)〜8月23日(日)
実施時間:11:00〜22:00、最終日のみ20:00終了予定
実施場所:丸の内仲通り、丸ビル前ブロック〜丸の内パークビル前ブロック
主催:Marunouchi Street Park 2026実行委員会
構成団体:大丸有エリアマネジメント協会、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所株式会社 後援:東京都予定、千代田区
空間デザイン・施工・運営:TOPPAN株式会社

公式サイト
https://marunouchi-streetpark.com/

MARUNOUCHI SUMMER FEST公式サイト
https://www.marunouchi.com/lp/marunouchisummerfest2026/