CULTURE | 2020/07/03

「物売るってレベルじゃねぇぞ!」ネットの歴史に名を刻んだ局地的人気者をここで一旦振り返ろう【連載】中川淳一郎の令和ネット漂流記(13)

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中川淳一郎
ウェブ編集者、PRプランナー
1997年に博報堂に入社し、CC局(コーポレート...

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AAになって一人前

Photo By Shutterstock

あとは、ニートの人数が63万人に達した時に24歳のニート男性が街頭インタビューに対して「働いたら負けかなと思ってる」と発言。坊主頭と笑顔と乱杭歯が実に印象的で、「真実を突いている」と評判に。その髪型から「田端信太郎氏似」とも称されたこの男性は即座にAAが作られ、Tシャツまで存在する。そして「働いたら負けかな男」としてネットの伝説になったのだ。

「すげぇ…」とビーチで仰天する少年も話題となった。これは、とある砂浜で「変態仮面」のような恰好をした露出度99%の男性を凝視した少年による一言だ。男性は一応局部は隠しているだけに警察も取り締まることができない、という苦悩も同時に報じられ、妙な味わいのニュースとして評判になった。

北海道の西友の店舗が輸入牛を国産と偽って売った件では、レシートなしでの返金を店舗側は決定。そこに集まった人々が見るからに「輩」風な人だらけで、「50パック買った」や「3~4万円分は買った」などと答えているのである。西友は1300万円の返金をする算段だったが、実際に支払った金額は5000万円だったそうだ。

同様の件では、サイゼリヤの399円のピザに有害物質が入っていた件で、レシートなしでの返金を決めた時も発生。「1億万枚食べた」と証言する少年の画像が登場するがこれはコラージュだ。さすがにそんな言葉をテレビは載せない。この手の「テロップでその非常識さを笑う」系のネタについては、テロップがネット民により改竄されている可能性は一応確認した方がいい。

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