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文:赤井大祐
日本では全国的に緊急事態宣言が解除されたが、未だ世界中の多くの人々が新型コロナウイルスの感染の危機と隣り合わせにいる。
そんな中、米国疾病予防管理センターから感染経路について、衝撃の調査結果を公開した。
新型コロナウイルがついた物からは感染しにくい
米国疾病予防管理センターは「新型コロナウイルスが付着した物を介して、ウイルスが容易に感染することはない」という旨の発表を行ったと『FOX NEWS』が報じた。
これは米国疾病予防管理センターのウェブページ「コロナウイルスの感染経路について」において表記が少しずつ変化していることを指摘したものだ。
3月28日時点において、物を介した感染については「ウイルスが付着した物の表面からの感染」と項目が立てられており、「新型コロナウイルスは、ウイルスが付着した物体やその表面に触れた後、自分の口や鼻、眼に触れることで感染する可能性はあります。しかし、主な感染経路とは考えられていません」と記載されていた。
ところが現在は、項目名や並びが変わっており、人同士の感染については「ウイルスは人と人との間で容易に感染拡大する」と強力な感染経路であることが強調されている一方で、物を介した感染については、「その他の感染可能性のある経路」という項目の中にまとめられ、その重要性下がっていることがわかる。なお、どのタイミングでこの変更が行われたのかは不明だという。