節目の10周年でさらに広がる“カセット文化”音楽とカルチャーをつなぐ7日間
レコードの復活に続き、今ふたたび注目を集める音楽メディア ─ それが「カセットテープ」である。2013年にイギリス・ロンドンで始まった「Cassette Store Day」は、カセットの魅力と価値を世界同時に発信する年次イベントとして定着し、欧米・アジア各国で広がりを見せてきた。
2022年以降はアメリカの「Cassette Week」と連携しながら運営されており、日本でも2016年から正式にスタート。今年2025年は日本開催10周年の節目となることから、例年以上に大規模な展開が予告されている。期間は10月13日(月・祝)から19日(日)の7日間。参加レコード店や賛同ストアを中心に、限定リリース、ライブイベント、物販企画などが一斉に行われる。
カセットテープが再評価される背景には、音楽に“触れる”というアナログならではの体験性がある。国内外でカセットリリースを行うアーティストが増加し、70～80年代のマクセル「UD」シリーズを復刻・オマージュした製品や新型カセットプレーヤーの登場なども相まって、ファッション・アート文脈でも再注目されている。
日本での運営を担うSide-Bクリエーションズは、「CASSETTE EXPRESS」などの制作事業を通じて、カセット文化の振興を図ってきた。今回のCassette Weekでも、公式ライブイベントやマーケット形式の出店などが予定されており、詳細は今後順次発表される。
音楽に“形”があることの価値をもう一度見つめ直す1週間。デジタル全盛の今だからこそ、あえてテープで届けられる音がある。ぜひ多くの方、特にZ世代をはじめとした若い世代の方々にカセットテープの魅力を感じてもらいたい。
Cassette Week Japan 2025
開催期間：2025年10月13日(月祝)～19日(日)
開催場所：全国の参加レコード店・賛同ストア、イベント会場など
内容：限定カセットリリース、ライブイベント、店舗ごとの独自企画など
主催：Side-Bクリエーションズ（日本事務局）
公式サイト
https://cassettestoreday.jp
X（旧Twitter）
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Instagram
https://www.instagram.com/cassettestoreday_japan/