LIFE STYLE | 2021/06/28

領収書と見せかけて渡した1枚のメモ。嫌がらせ被害の女性客を救ったバーテンダーの機転

文:Sauti
ピンチの時に駆けつけてくれるヒーローが、いつもマントを身にまとっているとは限らない。現に、アメリカには...

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文:Sauti

ピンチの時に駆けつけてくれるヒーローが、いつもマントを身にまとっているとは限らない。現に、アメリカにはアロハシャツを着たスーパーヒーローが実在するのだ。

ポニーテールを肩に乗せたら

フロリダ州セント・ピーターズバーグのとあるバーで、トリニティ・アリーさんは友人と一緒に過ごしていた。すると、見知らぬ男性が絡んできた。トリニティさんは何度も興味がないと伝えたが、その男性は聞く耳を持たなかった。

しつこい言い寄りに不快感を募らせていると、アロハシャツを着たバーテンダーのマックス・グティエレスさんは、トリニティさんにクリップボードに挟んだ領収書を手渡した。いや、そこには領収書ではなく、1枚のメモが挟まっていた。「もしその男性が嫌なら、ポニーテールを反対側の肩に乗せてください。それを合図に彼をつまみ出します。私も不快です」と書かれていた。

トリニティさんは、バーテンダーのマックスさんの機転に驚きつつ、すぐにポニーテールを肩に乗せた。トリニティさんの合図を確認したマックスさんは、その男性に近付き「彼女たちから離れろ。あなたに気がないってことは、ハッキリしてるだろ」と一喝。「何だよ。攻撃的だな」と言い返す男性に、「攻撃的? 彼女たちを攻撃してるのはあなただ。ここから出て行ってくれ」と最終通告。こうして無事に、トリニティさんたちを救ったのだった。

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