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渡部建&東出昌大と、今年も炸裂した文春砲!不倫報道をネットの論調とともに総ざらい【連載】中川淳一郎の令和ネット漂流記(19)
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  • 2020.12.26
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渡部建&東出昌大と、今年も炸裂した文春砲!不倫報道をネットの論調とともに総ざらい【連載】中川淳一郎の令和ネット漂流記(19)

一筋縄ではいかない? 芸能人の不倫とネットの論調 

Photo By Shutterstock

こうして挙げているとキリがないので、各不倫のネット上でのメイン論調を振り返ってみる。( )内は相手である。

◆とにかく明るい安村(一般人):これについては「とにかくどうでもいい」という反応が多かった。とはいっても、その後安村の仕事は減ったものの、元々どうでも良かったため、時々見かける。恐らく本稿を読んで「そういえば彼もやってたなw」といった反応になるのでは。

◆渡辺謙(一般人):乳がん闘病の妻・南果歩を裏切ったため、女性を中心に非難殺到。とはいっても、渡辺本人も白血病の闘病の過去があるだけに、そこらへんを気遣う声も。ただ、大きかったのは「ハリウッドセレブ」「ブロードウェーのスター」という顔を持つ渡辺なだけに、バッシングは下火に。そして、不倫芸能人には御法度のCM出演も「ハズキルーペ」で達成し、書類や新聞の文字が小さ過ぎることにキレるその迫真の演技が話題に。ただし、娘の杏が元夫・東出昌大から不倫をされた時は、「夫も父も不倫をし、杏が可愛そう」ということで再び渡辺も叩かれた。

◆後藤真希(元交際相手):オンラインゲームで知り合った元交際相手と再びオンラインゲームで出会い、不倫関係に。この出会い方については「オレもゲームやっていたらゴマキと会えていたのか!」と妙な共感と「惜しかった!」といった声が多数書き込まれた。また、不倫現場が錦糸町のラブホテルだったというところも好感度が高かった。

◆今井絵理子(元神戸市議・橋本健氏):国会議員として恥ずべき行為ではあるものの記者が橋本氏に「一線を越えたか?」という質問をし、ここの印象ばかりが強くなる。橋本氏は医師でもあるため、仕事上は余裕があったのだろう。議員を辞職し、なんとなく騒動は収まった模様。ただし、今井については、いまいち議員としての実績がよく分からない点についていまだに指摘されている。

◆桂文枝(元演歌歌手・紫艶さん):演歌歌手・故紫艶さんと8年に及ぶ不倫をしていたことが発覚。涙ながらに謝罪会見をしたところ、記者の方が「こんな大御所を我々が泣かしてしまった……」とでも思ったのか、会見場はビミョーな空気に。72歳という年齢もあってか、バッシングの声は少なかった。文枝は紫艶さんとの不倫が報じられた翌年、日本舞踊の先生との不倫疑惑も報じられた。

◆鈴木杏樹(喜多村緑郎):これはまさかの鈴木杏樹! スキャンダルイメージがまったくなかっただけにギョーテンされたが、同時にギョーテンされたのが、4000円のラブホテルで不倫をしていた点である。

◆袴田吉彦(グラドル・青山真麻):10回の不倫のうち7回がアパホテルだった。しかもポイントカードを作っていたことからネタ化。その後、袴田もネタにするようになった。

◆斉藤由貴(開業医):他人事のような不思議な謝罪会見で、「不思議ちゃん」っぷりを見せまくった。そのためネットでもどう反応していいのやら分からず、基本的には「どうでもいい」という反応に。

◆秋元優里(先輩社員):生田斗真の弟・生田竜聖アナと結婚していた秋元アナがこれまた意外過ぎる不倫をしていた……。しかし、この不倫が「竹やぶ」の前に停めたワンボックスカーが舞台だっただけに「竹やぶ」の印象が強過ぎて批判に至らず。だが、秋元アナはアナウンス室から異動してしまった。

◆原田龍二(ファン):原田の場合、上記秋元アナに似ているが、4WDでササッと済ませていた点と、妻が「原田アウト!」などとネタにした、と報じられたことからいつの間にか終息。「4WD」というキーワードのインパクトも強く、袴田同様、原田のこの件もネタ化した。

◆宮迫博之(2人の芸能人):報道陣から「白ですか?」と聞かれ「オフホワイトです」と述べたことから「バカにしてるのか!」とネットは騒然。以後、この件があったことも影響し、「闇営業」騒動の時はボコボコに叩かれた。

◆カールスモーキー石井(ファン):それほど話題にならず。

一つ珍しい反応があったのが小室哲哉だ。一般女性との不倫が明らかになったが、妻・KEIKOの介護が大変だったことや、引退を表明したため「ちょっ……、そこまでしないでも……」といった同情的な空気になった。

こうして見てみると、不倫のシチュエーションが「間抜け」「庶民的」だと若干許される雰囲気がある。また、斉藤由貴のように「こりゃ、想像の範囲を超えた超人だ……」と思わせるのも一つの手だ。

また、バッシングを鎮静化させるために重要なのは「配偶者が許す」ということも大きいだろう。宮崎謙介に不倫された金子恵美は『許すチカラ』(集英社)を上梓。「不倫は夫婦間の問題」という説も強くなっているだけに、「まぁ、金子さんが良しとしているのなら構わんかな……」ということだろう。もしかしたら2回目の不倫なだけに『それでも許すチカラ』という続編も出るか?

今年の3大巨頭といえば、東出昌大、渡部建、瀬戸大也だが、瀬戸はさておき東出と渡部、どちらが「ゲス」か? といった論争もネットでは展開された。どんだけ皆さん不倫の話題が好きなんだよ、と痛感させられるとともに、ウェブメディアにとっての救世主であることも示したこれまでの不倫報道→ネットでの盛り上がりの歴史であった。


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