BUSINESS | 2024/03/05

東京のスタートアップ支援拠点を見える化!丸の内エリアで実証実験が開始

東京のスタートアップエコシステムを発信するデジタルマップのプロトタイプを提供

FINDERS編集部

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スタートアップ支援拠点の情報を、視認性の高いイラストマップにより一元的に提供する「東京スタートアップエコシステムマップ」

デジタルマップとデータで地域課題の解決をサポートしている株式会社Strolyは、Tokyo Innovation Base (TIB) と協働し、東京のスタートアップエコシステムを発信するデジタルマップのプロトタイプ 「東京スタートアップエコシステムマップ」 を提供すると発表した。

東京には、Tokyo Innovation Base (TIB) をはじめとするスタートアップを支援する拠点や企業が数多くあるものの、その位置情報や支援内容が一元化されておらず、スタートアップ起業家やビジネスパーソンが、都内で支援を受けるためには、どこを訪問すれば求めている支援が受けられるのかが明確でなく、セルフガイドが難しい状況だった。一方、行政の現場においても、支援拠点間を横断している施策があるにもかかわらず、その効果測定や可視化が難しいといった課題があった。

こういった課題に対し、今回提供される 「東京スタートアップエコシステムマップ」 では、都内に点在するさまざまなスタートアップ支援拠点の情報を、視認性の高いイラストマップで一元的に提供し、国内外のビジネスパーソンに対して、TIBで実施するイベントへの参加を起点に情報を提供し、関連施設へのセルフナビゲーションを可能にするものだ。また今後は、国内のみならず海外向けイベントやサービスについても、海外フレンドリーな情報提供を行い、国際的なシティプロモーションに繋げることも目指している。今回は2月~3月にかけて TIB 周辺の丸の内エリアにて実証実験として実施される。

またこのプロジェクトは、東京都が実施する先端技術で都内行政現場課題の解決などを目指す 「キングサーモンプロジェクト」 に採択されたものだ。東京ひいては日本のスタートアップエコシステムを “見える化” し、スタートアップが必要とする支援の選択肢が拡がっていくことが期待される。さらには、東京都スタートアップや国際金融都市戦略室、東京都の国際シティプロモーションとも連携し、東京や日本のエコシステムを知らない海外投資家等のへの情報提供なども視野に入れている。

先端技術で都内行政現場課題の解決などを目指す 「キングサーモンプロジェクト」

東京スタートアップエコシステムマップの概要
実証実験期間:2024年2月26日(月)~3月19日(火)
エリア:東京都千代田区丸の内3-8-3  SusHi Tech Square 2F周辺 (TIB周辺エリア)
利用料金:無料
推奨環境:Chrome、Safari
URL:https://tokyoinnovation.stroly.com/

Strolyについて
「Stroly」 は、地域の物語を歩きながら楽しむためのサービスを目指し、"Story"(地域や場所それぞれの物語) と "Stroll"(歩く) から名付けられたデジタルマップのプラットフォーム。 自由度・デザイン性の高いプラットフォームを提供、地域の魅力や課題をリアルタイムに共有・効果分析することで、エリアプロモーションやマーケティングなどを通じ地域の課題解決をサポートしている。

URL:https://stroly.com/ja