横浜で7万人を動員した「パンどろぼうひろば」が10月2日から札幌で開幕
絵本のキャラクターを見るだけでなく、写真を撮り、グッズを買い、クレーンゲームで狙って持ち帰る。そんな“推し活”的な楽しみ方は、今や子ども向けの絵本コンテンツにも広がっている。2020年刊行の『パンどろぼう』シリーズはその代表格で、シリーズ累計600万部を突破する人気を背景に、2026年春には横浜で体験型イベント「パンどろぼうひろば」を開催し、総来場者数7万人を記録した。
そのさっぽろ版となる「パンどろぼうひろば さっぽろ」が、2026年10月2日(金)から11月23日(月・祝)まで、サッポロファクトリー 2条館特設会場で開催される。チケットは本日9月8日(火)より、チケットぴあおよびHTBコーナー(さっぽろ地下街ポールタウン内)で販売が始まった。初日と土日祝日は混雑緩和のため一部時間帯で日時指定チケットによる入場制限が設けられており、来場前に券種と対象日時の確認が必要になる。
主催はHTB北海道テレビで、企画にKADOKAWAとTWIN PLANET、制作・運営にTWIN PLANETと吉田企画が名を連ねる。テレビ局が出版社やイベント制作会社と組み、絵本のキャラクターを地域の商業施設に人を呼ぶ体験企画へと転換する構図は、コンテンツビジネスの一つの型として興味深い。
新刊『さすらいラーメン』のフォトスポットと描き下ろしグッズがさっぽろ限定で登場
さっぽろ会場ならではの目玉が、2026年9月16日発売予定のシリーズ最新作『パンどろぼうとさすらいラーメン』にちなんだフォトスポットである。同作関連の展示が会場に登場するのは、さっぽろ会場が初めてとなる。
会場では「パンどろぼうひろば」のために描き下ろされたオリジナルイラストを使った限定グッズも販売される。グッズショップの利用には入場チケットが必要で、フードの販売は行われないため、買い物と写真撮影を中心とした滞在になる点を踏まえて訪れるとよいだろう。
横浜会場で好評だった、パンどろぼうの“かくれが”をモチーフにしたぬいぐるみのクレーンゲームも、さっぽろ会場に登場する。しょくパン、あんパン、ロールパンの3種類が用意されており、1種類ずつ集めても、家族や友人とそれぞれ違う種類を持ち帰っても楽しめる仕立てになっている。
『パンどろぼう』は柴田ケイコによる絵本シリーズで、2026年7月にシリーズ累計発行部数600万部を突破した。CDP CANTERAの調査(集計期間2019年5月1日〜2026年5月31日、児童書ジャンル)によれば「令和で一番売れている児童書」ともされる作品だ。2026年10月からはNHK Eテレでテレビアニメの放送も予定されており(放送内容は変更の可能性がある)、絵本、体験型イベント、アニメという複数の接点を通じてファン層を広げている。
絵本を入り口にグッズや体験型イベント、アニメへとキャラクターの世界を広げていく手法は、コンテンツを長く生かすための一つのモデルケースでもある。日時指定チケットや会期・時間帯を確認したうえで、写真映えする空間と“ちょっとシュール”な世界観を楽しみたい人は、10月2日の開幕に合わせて予定を立ててみてはいかがだろう。
パンどろぼうひろば さっぽろ
会期:2026年10月2日(金)〜11月23日(月・祝)
会場:サッポロファクトリー 2条館特設会場(札幌市中央区北2条東4丁目)
アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前」駅8番出口より徒歩3分
開催時間:平日12:00〜18:00、土日祝日および10月2日(金)は10:00〜18:00(最終入場17:30)
チケット販売開始日:2026年9月8日(火)
販売場所:チケットぴあ、HTBコーナー(さっぽろ地下街ポールタウン内)
主催:HTB北海道テレビ
企画:株式会社KADOKAWA、株式会社TWIN PLANET
制作・運営:株式会社TWIN PLANET、株式会社吉田企画
公式サイト
https://pandorobo-hiroba.com/