CULTURE | 2026/09/06

昼と夜で違う顔を見せる京都駅、寺社仏閣も巻き込む18日間のアート祭「GNE」

第2回 京都駅ビル芸術祭「GNE」が10月17日(土)〜11月3日(火・祝)に開催

FINDERS編集部

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京都駅ビルが18日間、昼と夜で異なる表情を見せる芸術祭に姿を変える

新幹線や在来線が行き交う京都駅ビルが、10月17日(土)から11月3日(火・祝)までの18日間、伝統文化と現代アートが交差する芸術祭の会場に変わる。京都市下京区で京都駅ビルを運営する京都駅ビル開発株式会社(代表取締役社長:橋本修男)が、「第2回 京都駅ビル芸術祭 ゲイジュツノエキ2026/GNE」を開催する。

本芸術祭は2025年に「Mash up KYOTO from the station.」をコンセプトとして始まり、初年度は32万人が来場した。第2回となる今年は内容をさらに充実させ、駅前広場や南北自由通路北側、室町小路広場、南広場、東広場など京都駅ビル各所に加え、市内の寺社仏閣までを舞台に展開する。

開催時間は13:00から20:00までで、入場は無料である(一部のワークショップ・体験企画、特別ツアーは有料)。2026年は「& NOCTURNE KYOTO」を演出テーマに掲げ、昼間は多くの人で賑わう駅ビルが、夜には光とアートが織りなす幻想的な空間へと姿を変える。通勤や旅行で通り過ぎるだけの駅が、昼と夜で異なる表情を見せる18日間になる。

今年のキービジュアルは、現代アーティストの若佐慎一氏が手がけた。神社仏閣の狛犬に見られる「阿形・吽形」の思想を、一対の猫として描いた作品で、対になる存在が呼応し合う姿は、芸術祭のコンセプト「Mash up KYOTO from the station.」を象徴している。1982年広島生まれの若佐氏は、日本の伝統画法を学びながら漫画やゲームの要素を取り込んだ独自の表現で知られ、栃木県立美術館をはじめとする複数の施設に作品が所蔵されている。

駅前広場のステージでは、和太鼓エンターテインメント集団「DRUM TAO」によるオープニングステージや、書道家・三重野文緒氏と三味線奏者・匹田大智氏による書道パフォーマンスなど、伝統文化と現代的な表現が融合するプログラムが予定されている。トレーラーを活用した小さなアートギャラリー「ART&CRAFT BOX」も駅前広場に登場し、手塚治虫のキャラクターと京都の老舗扇子店「宮脇賣扇庵」がコラボレーションした作品などが展示される。

企業コラボレーションも見どころのひとつである。バンダイナムコエクスペリエンスによる「IP-Art × PAC-MAN」の展示や、手塚治虫作品『ユニコ』との連携企画など、京都駅ビル各所で人気コンテンツとアートが融合する企画が予定されている。伝統工芸とゲーム、漫画といった異なる文化が同じ空間に並ぶ様子は、まさに「Mash up」を体感できる場面になりそうだ。

駅から寺社仏閣へ。「tabiwa」の特別ツアーが芸術祭を京都の街へ広げる

芸術祭の「Mash up」を駅の外へと広げる試みとして、京都の歴史や文化を深く体験できる特別ツアーも用意される。ツアーはJR西日本グループの観光ナビサービス「tabiwa(たびわ)」で販売される。

世界遺産・仁和寺と福王子神社では、秋季大祭の神輿巡行に合わせたツアーが組まれ、非公開エリアの見学や、「建築」「仏像」「日本画」それぞれの専門家によるガイドツアーが体験できる。妙心寺の塔頭寺院・桂春院では、禅や日本庭園、京都独自の美意識に触れる体験型ツアーが実施されるほか、東本願寺・渉成園を巡るツアーも詳細が決まり次第案内される予定だ。

駅ビルという一つの建物だけでなく、少し足を延ばした先にある寺社仏閣までを会場として捉える発想は、観光客はもちろん、日常的に京都駅を利用するビジネスパーソンにとっても、見慣れた街を新しい視点で歩き直すきっかけになりそうだ。会期中に京都を訪れる予定がある人は、駅ビルでの展示とあわせて、この機会にしか味わえない寺社での特別な時間も候補に加えてみたい。


第2回 京都駅ビル芸術祭 ゲイジュツノエキ2026/GNE
会期:2026年10月17日(土)〜11月3日(火・祝)

時間:13:00〜20:00
会場:駅前広場、南北自由通路北側、室町小路広場、南広場、東広場、総本山御室仁和寺、妙心寺塔頭桂春院、東本願寺ほか

入場料:無料(一部ワークショップ・体験企画、特別ツアーは有料)

運営:京都駅ビル開発株式会社


公式サイト
https://kyotostation-gne.jp/