LIFE STYLE | 2025/05/03

フィジー政府観光局、地球と地域社会に優しい幸せな1時間 「ロロマ・アワー」 を発表

旅行者がフィジー滞在中に自然環境や文化地域社会へ貢献する1時間を過ごすことを提案 ©Tourism Fiji

FINDERS編集部

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旅行者が未来を守る、持続可能な観光プログラム

フィジー政府観光局は、地球と地域社会に優しい新しい観光の形として、持続可能な観光プログラム 「ロロマ・アワー (Loloma Hour)」 を発表した。

「Loloma (ロロマ)」 とは、フィジー語で 「愛」 「思いやり」 「優しさ」 を意味するフィジーの人々が日常生活の中で大切にしている価値観。「ロロマ・アワー」 は、この 「ロロマ」 の精神をもとに、旅行者がフィジー滞在中に自然環境や文化地域社会へ貢献する1時間を過ごすことを提案する、新しいプログラムだ。

Loloma Hour | Japanese Translations

本プログラムは、フィジーが国を挙げて取り組む持続可能な開発目標の一環として、同国の豊かな自然や文化遺産を守るため、各ホテルのサステナビリティ活動を連携・強化することを目的に設計された。持続可能な行動を 「手軽に・身近に・楽しく」 取り入れられるよう工夫されており、エコ意識の高い旅行者にとってフィジーの魅力を高めるだけでなく、文化や環境保全に力を入れる観光地としての評価をさらに高めることにもつなげたいとしている。

サンゴの植え付け ©Tourism Fiji
マングローブの植樹 ©Tourism Fiji

「ロロマ・アワー」 では、旅行者がサンゴの植え付けやマングローブの再生、野生動物の保護活動、地域の子どもたちとの交流や伝統文化の体験といったアクティビティに1時間参加することで、ただ観光を楽しむだけでなく、フィジーの人々や自然と深くつながる時間を持つことを薦めている。

また、フィジー政府観光局 最高責任者 (CEO) のブレント・ヒルは次のように語っている。「ロロマ・アワーは、観光業界全体が一体となって取り組む、フィジーの未来のための持続可能な活動です。これは、単なるアクティビティではなく、持続可能な旅行体験そのものに組み込むことで、より意味のある休暇を旅行者に提供するものです。」

旅行者は、フィジー各地のロロマ・アワーに参加するリゾートなどを通じてロロマ・アワーに参加できる。活動内容は、「野生動物の保護」 「地域社会への還元」 「サンゴ礁の保護」 「海岸線の保護」 の4つに基づき構成されている。フィジーへの旅行を計画している方は、ぜひ参加を検討して欲しい。

©Tourism Fiji

フィジー政府観光局
https://visitfiji.jp/  

公式Instagram
https://www.instagram.com/tourismfiji.jp/