BUSINESS | 2025/08/19

ジェラートで農業の未来を守る 「PROGETTO・f'」 が始動。訳あり野菜や果物を再生するオリジナル開発サービス

大阪万博イタリア館でも採用の職人工房 「ファブリカ・エッフェ」
農産物活用の新たな道を全国に提案

FINDERS編集部

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元祖日本式イタリアンジェラートが挑む、農業と地域を支える新プロジェクト

株式会社フォルトゥーナは、イタリアンジェラート専門工房 「ファブリカ・エッフェ」 において、農産物の生産者や関連事業者を対象としたオリジナルジェラート開発サービス 「PROGETTO・f'(プロゲット・エッフェ)」 を2025年8月27日(水)より開始する。

本サービスは、規格外や収穫過多により市場に出せない野菜や果物などを活用し、新たな商品価値を生み出すことを目的とする。冷凍スイーツへの加工は賞味期限をリセットでき、素材の魅力を引き出しながら廃棄ロスの削減にも寄与する。フォルトゥーナは、この仕組みを通して農家の収益向上や後継者不足の改善、ひいては日本の農業の持続的な発展を目指す。

また、「ファブリカ・エッフェ」 は、大阪・関西万博のイタリア館カフェテリアで提供される公式ジェラートを手掛けるほか、創業以来、年間100種類以上、累計500種類を超えるレシピを開発してきた。依頼主の思いと素材の個性を最大限に活かす技術力が評価され、これまで大手百貨店や自治体など多方面からの依頼に応えてきた。

新サービスの開始日である8月27日は「ジェラートの日」。同社創業メンバーは、日本ジェラート協会設立時の講師を務めるなど、日本のジェラート文化の礎を築いてきた経歴を持つ。夏から秋へ移り変わる時期は果物や野菜が豊富に実る季節であり、新商品の開発・ブランディングを進めるには最適なタイミングだという。

「PROGETTO」 はイタリア語で「計画」を意味し、末尾の 「f'」 は工房名 「Fabrica f'」 とフォルトゥーナの頭文字に由来する。社名のルーツであるラテン語の「FORTUNA」は運命や幸運を意味し、同社はこの名のもと、ジェラートで地域と農業を結ぶ新たな価値創造に挑む。

今後の展開に期待したい。


PROGETTO・f'(プロゲット・エッフェ)
開始日:2025年8月27日(水)
対象:農産物生産者、関連事業者(法人)
開発拠点:ファブリカ・エッフェ(東京都品川区)
主催:株式会社フォルトゥーナ
企画協力:ケーアールジー株式会社

特設サイト
https://fortuna.ne.jp/clp/progettof/