夏フェスは 「参加するイベント」 から 「旅の目的」 へ変わりつつある
デジタル旅行プラットフォーム 「Agoda」 を運営する Agoda Company Pte. Ltd.は、2026年夏に開催される主要音楽フェスティバルに関連した宿泊検索データを分析し、日本国内外の旅行への関心が高まっていることを発表した。
アゴダのデータによると、人気夏フェス開催地における日本人旅行者の宿泊検索数が増加している。中でも 「FUJI ROCK FESTIVAL ’26」 の開催地である新潟では、国内旅行者による宿泊検索数が114%増を記録した。夏フェスを単独のイベントとして捉えるのではなく、宿泊や観光、食、地域体験と組み合わせて旅程を組む 「フェス旅」 への関心が高まっていることを示す結果である。
今回のデータは、各イベント開催日の90日前時点における宿泊検索データを、イベント開催2週間前時点の検索数と比較したもの。対象は、日本人旅行者によるイベント前日チェックインの宿泊検索である。
新潟、沖縄、東京、大阪、福岡へ。音楽が地域滞在の入口になる
国内旅行者からの関心が最も大きく伸びたのは、 「FUJI ROCK FESTIVAL ’26」 が開催される新潟である。FUJI ROCKは日本を代表する野外音楽フェスティバルとして長く支持されてきたが、湯沢町・苗場エリアの自然に囲まれた環境も、旅先としての魅力を高めている。
苗場・湯沢エリアでは、音楽だけでなく、温泉、地域ならではの食文化、山岳景観、リゾート滞在などをあわせて楽しむことができる。都市の日常から離れた環境で音楽に没入し、その前後に地域の滞在体験を重ねることが、FUJI ROCKを 「宿泊を伴う地域旅行のきっかけ」 として位置づけている。
こうした動きは新潟だけに限らない。アゴダのデータでは、 「SUMMER SONIC 2026 TOKYO」 開催地の東京が29%増、 「MasterPeace 2026」 開催地の沖縄本島が25%増、 「NUMBER SHOT 2026」 開催地の福岡が15%増、 「SUMMER SONIC 2026 OSAKA」 開催地の大阪が11%増となった。
東京や大阪のような都市部では、音楽フェスとショッピング、グルメ、観光、カルチャー体験を組み合わせた旅行スタイルが広がっている。一方、沖縄のようなリゾートエリアでは、音楽イベントが長期滞在や体験型旅行のきっかけになっている。自然を活かした開催地から都市型フェスまで、音楽イベントは地域文化や観光資源を再発見する入口になりつつある。
Agoda International Japan シニアカントリーディレクターの猪飼匡氏は、音楽フェスティバルが単なるイベント参加にとどまらず、旅行の目的そのものとして存在感を高めているとコメントしている。フェス参加に合わせて宿泊、観光、地域グルメを楽しむスタイルが広がっており、今回の検索データでも、新潟や沖縄のような地方開催地に加え、東京、大阪、福岡などの主要都市で関心の高まりが見られたという。
アゴダでは、600万件以上の宿泊施設、13万以上のフライトルート、30万件以上のアクティビティを検索・予約できる。夏フェスをきっかけに旅先を選ぶ動きが広がる中、宿泊、移動、現地体験を一体で検討する需要は、今後も高まりそうだ。
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調査概要
対象内容:2026年夏に開催される主要音楽フェスティバル関連の宿泊検索データ
比較方法:各イベント開催日の90日前時点における宿泊検索データを、イベント開催2週間前時点の検索数と比較
対象:日本人旅行者によるイベント前日チェックインの宿泊検索
主な結果:新潟 114%増、東京 29%増、沖縄本島 25%増、福岡 15%増、大阪 11%増
Agoda
https://www.agoda.com/