題名しか知らなかったあの作品にもう一度出会う
株式会社アルクは、西岡壱誠 の新刊書籍 「名作に学ぶ人生を切り拓く教訓50」 を発刊した。
本書は、時代を超えて読まれている作品や、国や人種を超えて多くの人から愛されている作品、いわゆる 「名作」 と呼ばれる数々の作品に込められた人類の叡智や世界の真理など、先人が残してきた数多くのメッセージをまとめたものだ。
例えば、「若きウェルテルの悩み」 「罪と罰」 「人間失格」 「神曲」 「ラーマーヤナ」 … など。
誰もが一度は聞いたことがあったり、図書館や書店で手に取ったことがある作品だと思う。しかしながら、長かったり難しかったりして途中で挫折してしまったり、“結局、何を言いたかったの?” と、いまだ作品の本質を理解できていない作品も多いのではないだろうか。
同様に、「カラマーゾフの兄弟」 「草枕」 「ライ麦畑でつかまえて」 「デカメロン」 「西部戦線異状なし」 … といった作品も、教科書や資料集でその題名は見覚えはあるものの、“どんな作品なのかは、よくわからないまま” ということも多いと思う。
こうした作品たちは、ひょっとすると “この先一生読まずに終わってしまうかも” というなんとももったいなく、悲しい現実が待ち受けているかもしれない。本書は、そんな現実を回避するために古今東西の名作たちが 「何を言いたかったのか」 をまとめた、まさに救世主のような本かもしれない。
著者は偏差値35から東大合格を果たし、全国の高校での 「リアルドラゴン桜プロジェクト」 や、テレビ番組 「100%!アピールちゃん」(TBS系)では、タレント 小倉優子の早稲田大学受験をサポートしたことでも知られる現役東大生の西岡壱誠。
名作のメッセージには、現代社会に生きる我々にとっても立つヒントがたくさんあると思う。ぜひこの機会に、読まないままではもったいない 「名作」 たちとの出会い直しをしていてはいかがだろうか。
「雪国」 「老人と海」 「罪と罰」 「マハーバーラタ」 ほか全50作品を収録
[目次]
Chapter 1「人間関係・相手とうまく生きる教訓」が分かる9冊
『モンテ・クリスト伯』 アレクサンドル・デュマ
『山椒魚』 井伏鱒二
『こころ』 夏目漱石
『ラーマーヤナ』 伝 ヴァールミーキ
『鼻』 芥川龍之介
『恩讐の彼方に』 菊池寛
『月と六ペンス』 サマセット・モーム
『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン
『猫の事務所』 宮沢賢治
COLUMN 1 紙派か、電子書籍派か?
Chapter 2「恋と愛・誰かを愛するための教訓」が分かる10冊
『若きウェルテルの悩み』 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
『源氏物語』 紫式部
『刺青』 谷崎潤一郎
『伊豆の踊子』 川端康成
『雪国』 川端康成
『檸檬』 梶井基次郎
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
『星の王子さま』 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
『愛するということ』 エーリヒ・フロム
『嵐が丘』 エミリー・ブロンテ
COLUMN 2 どんなふうに本を読んでいるか?
Chapter 3「社会と個人・社会の教訓」が分かる11冊
『1984年』 ジョージ・オーウェル
『砂の女』 阿部公房
『変身』 フランツ・カフカ
『ロビンソン・クルーソー』 ダニエル・デフォー
『トゥルーマン・ショー』 ピーター・ウィアー(監督)、アンドリュー・ニコル(脚本)
『ジキル博士とハイド氏(の奇妙な時間)』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン
『罪と罰』 フョードル・ドストエフスキー
『人間失格』 太宰治
『神曲』 ダンテ・アリギエーリ
『羅生門』 芥川龍之介
『草枕』 夏目漱石
COLUMN 3 僕が本を読み直す理由
Chapter 4「現代にも続く問題・強く生き抜くための教訓」が分かる9冊
『ハーモニー』 伊藤計劃
『カラマーゾフの兄弟』 フョードル・ドストエフスキー
『堕落論』 坂口安吾
『ライ麦畑でつかまえて』 J・D・サリンジャー
『ブラック・ジャック』 手塚治虫
『動物農場』 ジョージ・オーウェル
『デカメロン』 ジョヴァンニ・ボッカッチョ
『ガリバー旅行記』 ジョナサン・スウィフト
『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー
COLUMN 4 ライトノベルやポップカルチャーから学ぶこと
Chapter 5「戦争や個人間の争い・強さと弱さについての教訓」が分かる11冊
『金閣寺』 三島由紀夫
『マハーバーラタ』 伝 ヴィヤーサ
『老人と海』 アーネスト・ヘミングウェイ
『斜陽』 太宰治
『SLAM(スラム) DUNK(ダンク)』 井上雄彦
『蟹工船』 小林多喜二
『西部戦線異状なし』 エーリヒ・マリア・レマルク
『車輪の下』 ヘルマン・ヘッセ
『戦争論』 カール・フォン・クラウゼヴィッツ
『ドン・キホーテ』 ミゲル・デ・セルバンテス
『ハムレット』 ウィリアム・シェイクスピア
COLUMN 5 本はいつ読んでいるか?
西岡 壱誠(にしおか いっせい)
現役東大生/株式会社カルペ・ディエム代表
1996年生まれ。偏差値35から東京大学を目指すも、現役・1浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大(文科二類)合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立、代表に就任。 全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施し、高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。テレビ番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)では、タレントの小倉優子氏の早稲田大学受験をサポート。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営し、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。シリーズ累計45万部突破『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)ほか著書多数。
株式会社カルペ・ディエム
https://carpe-di-em.jp/
書籍情報
名作に学ぶ人生を切り拓く教訓50
著者:西岡 壱誠 (にしおか いっせい)
サイズ:四六判、256ページ
ISBNコード:978-4-7574-4093-7
価格:1,870円 (税込)
URL(アマゾン):https://www.amazon.co.jp/dp/4757440936