独自の巻き取り技術とGOBモジュールで、防水・耐衝撃・省施工を実現
奈良に本社を置く株式会社近畿エデュケーションセンターは、日本初となる「LED電動巻上スクリーン」と「LED床置ロールスクリーン」を同時発売した。11月には奈良オフィスにて、業界関係者・報道関係者を対象とした展示内覧会も予定している。
長年にわたり教育用スクリーンを製造してきた同社が新たに開発した本製品は、独自の「スクリーン巻き取り技術」と中国製高信頼性GOB(Glue On Board)モジュールを組み合わせたもの。防水性と耐荷重性を両立しながら、設置と撤収を容易にしたことで、これまで固定設置が主流だったLEDディスプレイの概念を刷新した。
電動で巻き上げ収納できる「LED電動巻上スクリーン」は、ホールや講堂などの常設環境でも、簡単に格納できるのが特長だ。一方で、床置き自立型の「LED床置ロールスクリーン」は施工不要で短時間設置が可能。移動型サイネージや災害時の仮設利用などにも対応する。
採用されたGOBモジュールは、LEDチップを透明樹脂層で保護する構造を持ち、耐衝撃性・防水性に優れる。屋外設置や頻繁な移動を伴うイベント用途でも安心して使用できる点が魅力である。
近年、COBやMIPと並んで注目されるGOBパッケージング技術に、独自の可搬機構を融合させたことで、近畿エデュケーションセンターは「新しいLEDディスプレイのカテゴリー」を提示した形だ。教育ICT分野から商業施設、企業プレゼンテーション、イベントまで、多様な現場における映像演出の可能性を広げる。
同社では、今後さらなる軽量化・大画面化を進め、2027年までに国内市場でのリーディングポジション確立を目指すとしている。展示会やイベント会場での利用が広がるか、注目したい。
株式会社近畿エデュケーションセンター
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