中国では3歳児からのワクチン接種を緊急承認
一方、ファイザーとバイオンテックとしのぎを削るモデルナは今月9日、6~11歳の子どもを対象とした臨床試験を実施しているとの声明を発表。また、生後6カ月の乳児などを対象とした臨床試験も別に行っていると明らかにした。
また中国では、ワクチン接種の対象年齢の引き下げを先行して行ってきた。同国の保健当局は6月、シノバック製ワクチン接種を3歳児から使用することを緊急承認した。シノバック製ワクチンを使用してきたチリでも今月、6歳以上の子どもへの使用を認めている。
現在日本では、12歳に満たない子どもを対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種は認められていない。子どもを対象にしたワクチン接種はもちろん十分な安全性を確保した上でのことだが、若年層の感染者の増加が懸念される中、接種を希望するすべての人にワクチンが届くことを願うばかりだ。