LIFE STYLE | 2020/08/31

ホームレスの男性が家族と20年ぶりに再会し、感動の抱擁!見ず知らずのカップルが協力しお手柄

文:滝水瞳
家族との時間はかけがえのないものだが、中には事情により長い期間会えずにいる人もいる。
ある予期せぬ小さな...

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「家族に会いたい」20年越しの思い

さらにランディさんとジョーンさんは、連絡先も分からなくなっていたペドロさんの家族を探すことを試みた。ペドロさんの家族に関する情報を得るため、インターネットで検索し、根気強く電話をかけ続けた。すると、ペドロさんの叔父にあたるグラントさんと連絡がつながった。この20年間、家族もペドロさんを探し続けていたという。「いつか彼を見つけられると祈り、信じていました。その日がやっと来ました。これは奇跡です」と語ったグラントさん。すぐにチャールストンからロサンゼルスへのフライトを予約し、ペドロさんに会いに来ることを約束した。

8月7日、ついにペドロさんはいとこや叔父ら家族との再会を果たした。幸運にも事前の新型コロナウイルス検査で全員が陰性だったため、再会が実現できたという。20年越しの思いがあふれ、かたく抱き合った家族。一家はランディさん、ジョーンさんとともに食事をし、ハリウッドで一晩を過ごした。翌朝、チャールストンにあるペドロさんの自宅へ20年ぶりに帰郷した。

ペドロさんは今後、勉強の機会を持って安定した職を見つけたいと希望に満ち溢れているという。また「自分のような立場にいる多くの人々を助けることができると私は信じています」と、深刻なホームレスの現状にも光を当てたいと語っている。

ランディさんは「通りで誰かに声をかけられたら、目をそらさないでください」とFacebookに投稿している。もし路上でペドロさんの声を聞き逃していたら、互いに何も変わらない日々だったかもしれない。1組のカップルが繋いだ20年越しの願い。リードさんの歓喜に満ちた第二の人生は今始まったばかりだ。


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