LIFE STYLE | 2020/07/21

耳が不自由な配達員に感謝を伝えるため、8歳少女が手話で「良い一日を」。心温まるサプライズに思わずほっこり

文:滝水瞳
新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため外出自粛が行われ、人と人とのつながりが希薄になりつつある。
そんな...

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さらなる思いを絵に託してプレゼント

再びジョセフさんが訪れた際、タルーラちゃんは新型コロナウイルスの危機の中で配達してくれることへの感謝を表そうと、ピンクと黄色の暖色系で描いた虹の絵をプレゼントした。イギリスなど世界各国ではエッセンシャル・ワーカーらに対し、感謝を込めて虹の絵を描く活動が普及している。ジョセフさんはタルーラちゃんからの思いがこもった虹の絵を配達トラックに飾り、日々眺めながら業務にあたっているという。

後日エイミーさんは、大きな反響が寄せられたことに対し「ティム(ジョセフさん)は泣いて喜んでいます。世界の皆さんありがとう」と感謝を示し、ジョセフさんとタルーラちゃんのツーショット写真を投稿。より仲の深まった二人の近況を伝えた。

何気ない交流の中で感謝の気持ちを伝えることは、時に難しい。しかし一人の少女から伝えられたメッセージは友情を育み、障害や世代、さらにはロックダウンという環境の壁を乗り越え、今や世界中の人々の心に温かく響いている。


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