一部の「腐ったりんご」にだけ焦点が当てられて
リバーズ巡査は『CNN』の後の取材に、「警察官とホームレスは社会から似たような扱いを受けていると感じています」と心境を明かし、「ホームレスは社会から疎まれ、その境遇は自業自得だと非難されることが多いです。警察官も一部の『腐ったリンゴ』にだけ焦点が当てられて、ネガティブな側面から描かれることが多いです」と語った。
そして、「しかし、ホームレスは単に運が悪かっただけで、誰でもそうなる可能性はあります。また、私が警察官になったのは、人の一日を台無しにしたいからではありません。私は出勤するときはいつも『今日は誰を祝福することができるか』『今日は誰を笑顔にすることができるか』を考えます。誰かの父親や母親を 奪って刑務所に入れたいとは思いません」と述べた。
この警察官とホームレス女性のエピソードに人種という壁は存在しないだろう。それだけに、このすぐ後に起きた白人警察官による黒人男性への暴行死事件が残念に思われてならない。