店長に上司が放った言葉「赤ちゃんみたいなことを言うな」
レイチェルさんは労働環境の改善を経営陣に申し入れたが、満足な対応を受けることはなかったという。それどころか、言い訳をしていると決めつけられ、「赤ちゃんのようなことを言うな」と上司に責められたのだ。
耐えかねたレイチェルさんは退職を決意。レイチェルさんに同調する従業員たちもやはり退職することにした。本来、退職の2週間前に告知をすることがルールであり、レイチェルさんもそのようにしたが、上のメッセージを掲げたことで、退職日を待たずして解雇されることになった。
バーガーキング社の広報は、『TODAY』の取材に「その店舗の労働環境が言われた通りだとすると、それは我々のブランド価値とは相容れないものです。私たちのフランチャイズはこの状況を鑑み、今後はこのようなことが起こらないように努めます」と声明で回答した。しかし、責任の所在は明らかにされていない。
健康志向が叫ばれる昨今でも、数多くあるファストフードチェーンは世界中の人の胃袋には欠かせない存在だ。だが、消費者がスピードと安価、そして美味しさを求めるあまり、それを支える労働者が利益を求める経営陣から不当に扱われていることを、我々は看過してはならないだろう。