EVENT | 2021/07/27

組織に頼らず生きていくためのSNS戦略【連載】森若幸次郎のイノベーションのレシピ(2)

多様な働き方が認められはじめ、SNS等を駆使して発信力を高めることができれば、個人でも自分の価値を高め、人の役に立つこと...

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多様な働き方が認められはじめ、SNS等を駆使して発信力を高めることができれば、個人でも自分の価値を高め、人の役に立つことができる世の中になった。

そこで、SNSマーケティングや事業のオンライン化サポートを得意とする一条果凛氏に、「好きを仕事にするためのSNS戦略」について話を伺った。

取材・文:森若幸次郎

森若幸次郎(John Kojiro Moriwaka)

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山口県下関市生まれ。19歳から7年半単身オーストラリア在住後、医療・福祉・介護イノベーションを目指す株式会社モリワカの専務取締役に就任。その後、ハーバードビジネススクールにてリーダーシップとイノベーションを学び、卒業生資格取得。約6年間シリコンバレーと日本を行き来し、株式会社シリコンバレーベンチャーズを創業。近年はNextシリコンバレー(イスラエル、インド、フランスなど)のスタートアップエコシステムのキープレーヤーとのパートナーシップ、そして英語での高い交渉力を活かし、スタートアップ、大企業、ベンチャーキャピタルなどの支援を行う。

一条果凜

株式会社一条果凜代表取締役社長

劇団SET、(株)リクルート、フリーランスを経て、(株)ハッピープロジェクトを設立。令和1年11月11日に、2社目となる株式会社一条果凜を設立。「笑い」と「クリエイティブ」と「SNSマーケティング」3種の経験をミックスしたオリジナルメソッドで、難しいウェブの話をわかりやすく語るウェブ戦略コンサルタント。
【ミッション】世界ニッコリ化計画!
【ポリシー】かわいく、楽しく、ちゃんと稼げるウェブプランニング
【LOVE】ぴーちゃん(インコ)、リンゴ、落語、観劇、オシャレ

世界中の人たちを笑顔で繋ぐ「世界ニッコリ化計画」

ーー 一条さんは、「人が好きな仕事でちゃんと稼げる世界」を実現したいと思われているとのことですが、詳しくお聞かせいただけますか。

一条:私は「一番楽しい遊び」が仕事だと思っているんです。もちろん、海外旅行やお友達との時間も楽しいんですが、刺激、癒やし、成長、富etc、こんなにすべてを与えてくれる時間はやっぱり仕事!と思うんですね。

大人になると1日の大半は仕事をしている時間ですから、その時間が心からの笑顔で溢れれば、人生はとてもハッピーなものになり、そのハッピーが周囲の人にも伝染していって、幸せの連鎖が生まれるんです。これって、すごく素敵なことですよね。

そこで、まずは私にご縁を持っていただけた方が仕事で笑顔になれるお手伝いをしたいと思い、ウェブが苦手な40代、50代の起業家さん向けにSNSマーケティングや事業のオンライン化サポートをさせていただいております。

趣味ではなくビジネスにしてただきたい、という思いもあり「ちゃんと稼ぐ力」を身につけていただくことにもこだわりを持っています。現在、日本語のみでサービスを行っていますが、世界10カ国にクライアントさんがいらっしゃいます。

ーー 世界中の人が心からの笑顔で働くという世界観は、どのようなきっかけで生まれたのですか。

一条:音楽グループABBAの楽曲をもとに制作された「マンマ・ミーア!」というミュージカル映画を観たことがきっかけでした。内容に影響を受けたというよりは、そのハッピーな雰囲気に浸っているうちに、世界中の人々が手をつないで「せーの、ニーッ!」と笑っているイメージが降りてきたんです。世界同時多発ニッコリが起きて、みんなの心からの笑顔で地球がパァ~っと輝いて…そのイメージに自分自身で感動して大号泣して映画館を後にしました(笑)。それから、世界中の人々を笑顔で繋ぐ「世界ニッコリ化計画」というビジョンの実現を目指しています。

ゆくゆくはもっと広い意味で「笑顔でつながる」を形にしていきたいのですが、まずは「好きな仕事でちゃんと稼ぐ」サポートというわかりやすいところからスタートしています。

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