「男子も女子も同じようなユニフォームになるはず」
女性スポーツ選手の性的消費について執筆などを行うコロラド大学のエリザベス・ダニエルズ教授は『NPR』のインタビューに「女性スポーツ選手のユニフォームがタイトで露出度が高いのは、パフォーマンスを向上させるためだと反論する人もいますが、それは真実なのでしょうか?」「私は決してそうは思いません。もしそうであるならば男女ともに同じつくりのユニフォームになるはずです。例えばビーチバレーでは女性はビキニを着てプレイをしているのに、男性はショートパンツとタンクトップです」「これまでスポーツは男性の領域であり、女性はそこに参加するために女性らしさをアピールしなければいけないという暗黙の了解があったのでしょう」と説明。
さらに心理学の研究において、女性が体のラインが目立つような露出度の高い服装を着る際、注意力に影響が出てしまい、実行すべきタスクに脳のリソースが割かれてしまうという研究結果が出ていると語った。つまりレオタードは、女性スポーツ選手の服装として合理的ではない可能性があるのだ。
日本オリンピック委員会(JOC)は昨年11月、スポーツ選手の盗撮やSNSでの拡散などの被害に対し、対策に乗り出す宣言をしたことも記憶に新しい。これを機に女子スポーツ選手への性的搾取が無くなるべきだろう。