文:岩見旦
NBAやWNBAにスーパースターを送り込んできたNCAA(全米大学体育協会)。
大学バスケットボールの全米王者を決めるこの大会で起きた出来事に、SNS上で称賛の声が寄せられている。
お母さんになって、コーチを辞める必要はありません
今月4日、NCAA女子バスケットボール選手権の優勝決定戦が行われた。その試合で、アリゾナ大学女子バスケットボールチーム「ワイルドキャッツ」のヘッドコーチのアディア・バーンズさん(44歳)はハーフタイムにロッカールームに戻り、後半少し遅れてコートに現れた。『People』によると、バーンズさんは、生後6カ月の娘カプリちゃんのために母乳を絞っていたのだという。
試合後、記者に囲まれたバーンズさんは「シーズンが始まってすぐに子どもが生まれたんです」「チームは私のために戦ってくれました。私は幸せ者です」と語った。
そして、「私には赤ちゃんがいて、授乳がほしいと泣き声が聞こえます。私は母親を代表して、コーチをエリートのレベルで行うことができます」と続けた。そして、「私は地元を背負っています。黒人女性を代表しています。これまでこの大会にこれまで来れませんでしたが、最高の舞台でたくさんの表現ができたと思います」と思いを吐露した。
バーンズさんは「私が元WNBA(全米女子プロバスケットボール)の選手であること、黒人女性であること。そして、母親であることはすべて名誉なことです」「母親になって、コーチを辞める必要はありません。サポートと地元があればいいのです」と語った。
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