自由にさせてもらえる分、会社からの信頼獲得は必須
―― ロボットエンジニアをしながら芸人活動を続けるスタンスについて、芸人仲間や事務所、それからエンジニア業界からはどのように見られていますか?
アヤコ:R-1決勝進出当時に勤めていた会社はわりと自由な社風だったこともあって、社員の方たちからもわりと面白がってもらえましたね。
やるべきことさえやっていれば好きにしていいよというスタンスで、たとえば急に芸人のオーディションや収録が入っても、温かく見守ってもらえました。
勤務中に収録で一時抜けして、終わったら補填するかたちで仕事に戻るなど、柔軟に勤務できましたね。
大学のお笑いサークルのメンバーからは、「仕事と芸人の両立ができていいね」というふうに好意的に捉えられています。芸人の中でも、最近はがっちり副業を持つ人も増えている印象です。
―― 芸人活動と並行して会社員として勤務している時に、会社に対して気をつけていたことはありますか?
アヤコ:やはり信頼は失わないようにということは気をつけていました。ある程度好きなことをさせてもらうためにも、会社や上司、同僚たちとの信頼関係は重要だと思います。
やるべき仕事をちゃんとやるのはもちろん、まめに連絡をとる、いろんな確認を欠かさないといったことは心がけていましたね。
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