「無知」が人種差別を強固に
さらに、こういった人種差別をより強固なものにするのは、「悪意」ではないとウィル・スミスは話す。「幸か不幸か、人種差別にはあからさまな悪意よりも無知が蔓延しています。ですので、私たちはこれに対して教育を行い、理解を促進させることで軽減させていくことができるのではないかと思います」と自身の考えを述べた。
また、こういった問題解決に向けて、政治への進出も考えていることを明かし、「芸術的な活動を続けるにしても、政治の分野に進出するにしても、私は必ず自分の役割を果たしていきます」とウィル・スミス。
日本における人種差別問題が注目を浴びると度々噴出する「日本に差別は存在しない」といった意見は、まさにこの「無知」がもたらすものではないだろうか。今、改めて私たちの社会に必要な教育を考えていく必要があるのかもしれない。