CULTURE | 2021/02/25

ケニア人女性、プラスチック廃棄物からコンクリートの5〜7倍の強度を持つレンガを開発


文:滝水瞳
近年、世界各国で干ばつや大雨に見舞われ、気候変動をはじめとする環境問題の取り組みが急務となっている。 ...

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環境問題への取り組みを称える世界的な賞を受賞

マティーさんの取り組みは瞬く間に世界に知れ渡り、2020年には国連環境計画(UNEP)が環境問題への取り組みを称える「ヤングチャンピオンズオブジアース賞」など、過去2年間で計5つの賞を受賞した。

工場ではこれまでに110人以上の従業員を雇用し、1日あたり約1500個のレンガを製造。設立以来約20トンものプラスチック廃棄物をリサイクルしている。マティーさんは今後、これまでの3倍の生産能力を持つ新たな製造ラインを増設することを計画しているという。

近年、稀に見ぬ自然災害や深刻な大気汚染によって、環境問題は私たちにとってより身近な問題となっている。マティーさんのようにひらめきを行動に移すことが、新たなビジネスを生み、地域コミュニティのみならず世界全体の在り方を大きく変えていくのかもしれない。


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