15分足らずで完売
ところで、この7色の朱肉は実際に存在するのだろうか? この商品と同一かは不明だが、このツイートがきっかけに注目を集めているのが、シヤチハタの「わたしのいろ」だ。複数の色を織り交ぜた色鮮やかな朱肉で、印鑑やデザイン性のあるさまざまなスタンプと組み合わせて使うことで、その時の気分に合わせた陰影を残すことができるという。
昨年開催された「第12回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」でグランプリを獲得。アートディレクター・デザイナーの歌代悟氏の作品を商品化したものだ。
「にしきごい」「うみ」「みかん」「もり」「つばき」の5種類展開で、昨年7月のテスト販売では即日完売。8月の再販売では15分足らずで完売した。その後、受注販売も実施したが、現在は販売を行っていない。
脱ハンコの機運が高まると同時に、ハンコ業界も生き残りをかける中、思わぬイノベーションが起きているようだ。