文:山田山太
金融業界に革命を起こしてきた仮想通貨(暗号通貨)のビットコイン。2017年後半から2018年前半にかけて流行し、広く知られるようになったが、今ではほとんど話を聞かなくなったという人も多いのではないだろうか。
ところが今月17日、ビットコインは2万3000ドルをつけて、過去最高値を更新。再び脚光を集めだした。
そこで『VISUAL CAPITALIST』は、過去3年間のビットコインの価格変動と、Googleで検索される「ビットコイン(BITCOIN)」というキーワードの検索回数の推移を比較したグラフを公開した。
ビットコインの価格上昇に相反するGoogleの検索数
拡大した画像はこちらのページから。
まずはこちらの画像をご覧いただきたい。オレンジの折れ線グラフはビットコインのドル建ての価格、青い折れ線グラフは、最高値を100としたGoogleでの「ビットコイン」の検索回数を表している。
2017年12月17日にビットコインは過去最高値である1万9891ドルを記録。同時に、この期間中ビットコインへの注目度は一気に高まり、2017年12月17日から23日に、「ビットコイン」の検索回数がピークを迎えた。しかし、その後Googleの検索回数は一気に下降し、現在に至るまでピーク時の4分の1以下とどまっている。
一方、ビットコインの価格は2017年から2018年にかけてGoogleトレンドと同じ様に下降していったが、2019年に入ってからじわじわと上昇。一度ガクンと下がるもそこから再び上昇し、最高値を更新した。
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