コロナで失った俳優業。ユニットも終了へ
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法廷には情状証人としてQ被告人の母親が出廷です。現在は大阪の実家でQ被告人と同居していて、今後の監督を約束していました。
そして、被告人質問。まずは、弁護人から。
弁護人「犯行の理由は何ですか?」
Q被告人「コロナでいろいろうまくいってなくて」
弁護人「元々は俳優を目指して上京して、仕事はどうでした?」
Q被告人「今年はコロナでなくなっていました」
弁護人「ユニット組んでいたようですね」
Q被告人「今年、辞めることになりました」
弁護人「それでストレスがかかっていたと?」
Q被告人「はい」
芸能とかエンタメ関係は大打撃を受けた年でしたからね。それがストレスになっていたようです。
弁護人「事件のこと訊きますけど、被害者に水を飲ませたのはなぜですか?」
Q被告人「酔いをさまそうと」
弁護人「自販機で買ってあげた?」
Q被告人「そうです」
弁護人「声を掛けたのはなぜですか?」
Q被告人「たまたま歩いていたので」
と、事件に関する質問はこれだけ。どうやら事件の記憶があいまいらしくて。
弁護人「今は保釈で大阪に戻ってますけど、今後はどこで生活するんですか?」
Q被告人「大阪で母と暮らします。池袋だと被害者に会う可能性もあるので」
弁護人「仕事はどうするんですか?」
Q被告人「アルバイトから入って、正社員になれればと」
もう役者は廃業ってことになりますからね。偶然なのか、ファンなのか、若い女性の傍聴人も多かったんだけど、その人たちの前で仕事再開を約束することはありませんでした。
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