CULTURE | 2026/02/11

熊本で 「文化を喫する」 滞在を
文豪・夏目漱石の人柄に着目した文化施設 「夏目パージアム」 がグランドオープン

熊本市内初の都市型ブックホテル HOTEL TAU, KUMAMOTO (ホテル タウ クマモト)

FINDERS編集部

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夏目漱石の人柄を入口に、文学に親しむ新しい体験を提案

熊本市の都市型ブックホテル HOTEL TAU, KUMAMOTO が、熊本と縁が深い文豪 夏目漱石 の人柄に注目した文化施設 「夏目パージアム」 を、本日2026年2月11日(水・祝)にグランドオープンする。 本施設は、文学を専門知識としてではなく、人となりやエピソードから自然に親しんでもらおうという新しい文学体験の場だ。宿泊者だけでなく、地域住民や観光客も気軽に立ち寄れる施設とし、文学を通じて熊本のまちにひらかれた観光拠点となることを目指している。

「夏目パージアム」 とは、PersonalityMuseumを掛け合わせた造語であり、作品そのものよりもまず漱石の人物像に焦点を当てている点が大きな特徴だ。漱石の人柄が垣間見えるエピソードや交友関係をひもとく展示、現代作家による代表作の現代版書き下ろし、さらにはAIを用いたインタラクティブ体験まで、文学への距離を縮める工夫が随所に盛り込まれている。気軽さと深さを併せ持つ構成により、文学に親しみのない来館者にも開かれた空間となっている。

展示に加え、「日本一楽しい文学ミュージアム」 というコンセプトをもとにオリジナルグッズの展開や、隣接する紅茶専門店 「コッツウォルズティールーム」 では漱石をテーマにした限定メニューも提供される。文学体験が鑑賞だけでなく味覚や記憶と結びつけようというう試みも面白い。

さらにホテルの客室には夏目漱石をテーマにしたコンセプトルームも新設される。漱石の言葉や作品世界に囲まれた空間で過ごすことができ、今後もテーマ性を持った客室の展開が予定されており、宿泊そのものが文化体験となるホテル像を目指すという。

漱石の作品世界へと没入するミニシアター
AIの漱石と会話が出来る体験ブース
漱石ルームとなる和風ツインルーム

「HOTEL TAU, KUMAMOTO」 は、長年親しまれてきた旧ホテルをリブランドし、2025年10月1日(水)に開業した熊本市内初の都市型ブックホテル。夏目漱石第二旧居跡という歴史的背景を生かし、「文化を喫する」 滞在をテーマに “文化を喫する、入場料のある本屋” 「文喫」 を手がける株式会社ひらくが担い、空間設計から蔵書構成までを担当した。 4階の 「TAU Library」 には約5,000冊の蔵書が並び、その多くは熊本や漱石に関連する文脈を持つ。

文学を 「読むもの」 から 「過ごすもの」 へ。「夏目パージアム」の誕生は、熊本観光の新たな名所となるかもしれない。

5,000冊の本が並ぶ "TAU Library"
HOTEL TAU, KUMAMOTO 外観

HOTEL TAU, KUMAMOTO 公式サイト
https://tau-kumamoto.com/

夏目パージアム特設ページ
https://tau-kumamoto.com/natsumeperseum/